どもりの原点、自分の名前が言えない

 梅や早咲きの桜も満開のいまは受験シーズン

(人生に影響が出るくらいの重さの)どもりを持つ人にとっては、受験、就職、転職は大きな壁として立ちはだかるので、つらい思い出をお持ちの方も多いかと思います。(私がまさにそうです)

 さて、どもることにより、自分の名前が(うまく)言えないということは、どもりを持つ人にとっての苦しみの原点と言えるかもしれません。

 受験や就職の面接では、あたりまえですが、名前を言わなくてはなりません。

 当たり前にできることがいちばんの問題点であることはどもりを持つ当事者でないとわからないことで、(傍から見てむしろよくペラペラと話すように見える人が自分の名前を言うときになると突然口ごもったり、肩を揺らして絞り出すようにそしてつっかえながら自分の名前を言おうとしていることすらあります)

 名前すら言えないという事態に、聞き手の方はどのように反応してよいかわからず、素直に笑うか、吹き出してしまうか、困ってしまうと思います。
 緊張して口ごもっていると思い、「落ち着いてゆっくりしゃべって」と言われてしまうとこちらのどもりはまさに「絶好調」となります。

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