どもりを持っている人の「ほんとうの声」を聞くことの必要性と難しさ

 どもりを持っている人(吃音者)といっても・・・、
 その症状や重さ、いままで生きてきた(生きている環境)の違いにより、どもりが人生に与える悪影響の度合いは大きく異なります。
*どもりによる苦しみもかなり大きく違ってきます。

 ある人にとっては、たまに特定のことばが言葉が詰まってしまう(言い換えれば済む)くらいで済んでいるかもしれませんが、

 また、ある人にとっては・・・、
★日常会話がうまく成り立たない、レストランで注文ができない、美容院の電話での予約ができない(名前が言えない)
★子供のPTA関連の連絡(主に電話)ができない、会合での挨拶ができない
★就職(転職)が(なかなか)できない(就職試験で落ちてしまう)、どもりのために仕事に支障が出て(職場でいじめられる、職場にいられなくなる)。
★学校に通えない
同級生や先生からのからかい・いじめにより次第に不登校になり、引きこもる。
結果としてうつ病になる。
 などの深刻な事態に陥ることもまれではありません。

 仕事と言っても実に様々です。
 民間企業で、社員間・会社間の生き残りをかけた熾烈な競争のなかで、日々、電話や会議、営業活動に追われている人にとってのどもることによるストレスと、地方公務員の日常の仕事のストレス(どもることによる)は大きく違うでしょうし、
ことばで勝負する企業の「営業職」などの仕事と「ものつくりをする仕事」では、ことばにかかる負担は大きく違います。
*それでは、ことばをあまり使わない職種につけば楽かというと、たまにある「しゃべること」、たとえば、始業前に皆が集まっての点呼の挨拶などの短いことばが出てこないことなどが、とんでもないストレスになり、その仕事を続けられなくなることさえあります。

 どもりの重さの違いや、いままで、どれほど、どもることについてのストレスの多い、たとえば、子供の頃からの家族の無理解、学校でのからかいやいじめなど、に傷ついてきたかによっても、人生に与える悪影響は大きく違ってきます。
 そういう人ほどあきらめてしまって、いままでの苦しみやいまの苦しさを訴えて声を上げないので、いつまでたってもほんとうのことが広く世の中に知らされません。

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