吃音:いままでどんな(重さ、症状、育った環境、の)吃音者にどれくらい会ってきたか(再掲載一部改編:2012年2月1日)

 どもりについて語るとき、また、サポートする側が吃音者の相談にのるとき、どれくらい深くどもりについて理解できるかは・・・
★その人がいままでに、様々な吃音者に何人くらい会ってきたか?
★どれくらい親身になって吃音者の訴えを傾聴したか?
 が、相談者の吃音観を大きく左右して決定づけてしまい、対応能力を決めてしまいまうように思います。

 「自分の子供はどもりで小学生のころはそれなりに苦労したが、その後すっかり治り、今では一流企業でバリバリ働いています。」
 これはしばらく前、ある掲示板で、どもりの子供を持つ母親の悩みが書かれた書き込みに対しての、どもりの子供を持っていたお母さん書き込みです。

 素直に読めば、だから、あなたのお子さんも大丈夫よ!という応援と読めるし、斜めから読めば自慢の文章ですね。
 これは、自分の息子が治った!という経験からだけで書いた書き込みで、もちろん悪意はない書き込みだとしても、今、子供のどもりで悩んでいるお母さんが読んだときに、その判断を迷わせることになりかねません。

 どもりを語るときには、
★どれくらい多くの吃音者に接してきたか?

 吃音者といっても、ごく軽い人から、日常生活の何気ない会話でもひと言ごとに大きく顔を歪ませてどもるような重い人までいます。
 また、客観症状は軽いが(ほとんどわからないくらい軽くても自殺を意識しているような吃音者も多いのです)、神経症的な側面を持ってしまっている吃音者もいますし、
かなりどもっていても、あまり気にしていない(ように見える)方もいます。

 恵まれた家庭環境で育つ場合もあればそうでない場合もあります。(恵まれたというのは、経済的に恵まれたという場合もあるし、お金持ちではないが心の温かい家庭の場合もあります)

★それらの吃音者どこまで深く接してきたか?
 ということもあります。

 それらによって吃音観は大きく違ってきます。
 家族に吃音者がいる場合でも無関心な方は実に多いのです。

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