吃音者それぞれの生き方を尊重すること(再掲載一部改編:2007年 1月 2日)

 どもりの人本人も、周りにいる人々も常に注意しなければいけないことは、「どもりは症状も重さも、そして生き方(人生観)も人それぞれ」だということです。

★民間企業で営業系や事務系のサラリーマンとして毎日忙しく働いている人
★どもりであるがために、自分で希望していた職種以外で働いている人
★どもりを持っているうえに就職氷河期のために(正社員として)就職できずにアルバイトで生活している人
★どもりのために精神的に追い込まれてしまい登校できなくなったり出社できなくなったり、結果として引きこもりの状態になっている人
 など「どもり」という障害を抱えていても立場は様々です。

 また、症状も、
★自分ではどもりであることを認識はしているが日常生活にはほとんど支障がないくらいの人
★第三者からみると言葉のうえでの支障はほとんどないように見えるが、実は常に「ぎりぎり」の状態でうつ状態にある人
★第三者からみてはっきりと「どもり」とわかり、学校の授業や友達との会話、職場での言葉を使う仕事に大きな支障がある場合
 など様々です。

 そして、人生という長い時間の流れの中では、同じ人でも、その時々の人生における立場によって症状も重さも大きく変化します。

 たとえば、あるどもりの人が、今日までは比較的流暢に話せていて(話すことの多い)仕事も順調だとしましょう。
 しかし、明日になったら突然、今までできていた電話がどもってかけられなくなったり、何気ない朝の「おはよう」という言葉が極めて発しにくくなることも十分にあり得るのです。

 このように、「どもり」は実に様々ですから、
「どもりをなんとか治していこう」という考え方と、
「どもりながら生きていこう」という考え方は対立する考え方のように取り上げられがちですが共存してよい考え方だとも思います。
 そして、その時々で、そう思ったり思わなかったりと変化もしていくことを認めなければなりません。

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