吃音を「正しく怖がる」

 「正しく怖がる」という言葉。
 これは東日本大震災の津波と福島第1原発事故ときによく出てきたものです。
 この言葉が戦前の物理学者であり随筆家・俳人の寺田寅彦の文章にある「正当にこわがる」からの転用だということを知ったのは最近です。
*ここでは「正しく怖がる」ということばを使います。

 さて、どもりについても・・・、
(ある程度以上の重さの)どもりが、人生(家庭、友人関係、学校、就職・転職・職場などにおけるコミュニケーション)に与える悪影響を考えたときに、子供の頃からどもりについて「正しく怖がる」習慣をつけておくべきと考えます。
*いつも書いていますが、傍からはほとんどわからない軽く見えるどもりでも本人は自殺を考えるほど悩んで追い詰められていることもまれではありません。

 どもりの子供の親、言葉の教室の先生、どもりの子供に接する言語聴覚士などのサポートする側は子供に、「どもることにより、これから先の人生にどのような困難が予想されるか」を冷静に説明し、
また、いまの日本におけるどもりの研究や治療のレベル、相談に行けるような場所あるのかなどの状況についてもその現実をはっきりと伝えて、
★どもりで悩んでいる子供ができるだけ安心してどもりで悩めるように
★どもりを持ちながらでもできるだけ自分らしい希望のある人生を歩んでいけるように
★どもることで大きな困難にぶつかり、悩みから心の病気になったり、自殺を考えたりするところまで追い詰められないように
できる限りのサポート体制を整えるべきです。

*直接的なサポートではありませんが、どもりのセルフヘルプグループが主催するどもりを持った子供の集まりなどに参加して(親御さんも一緒に参加でき情報交換をできる場もあるようです)子供どうしでどもりについて話し合い友達になるだけでも心理的にかなり救われると思います。
*理想は街のなかに気軽に相談に行ける言語クリニック(言語聴覚士、精神科医、臨床心理士、ソーシャルワーカーのチーム医療・リハビリ・カウンセリングが受けられる)があることですが、現実的に言えば、各市町村に最低一カ所のそのようなステーションがあり、放課後や休日に通うことができるようにすることです。

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