消えていった吃音者=彼らにこそ吃音の真実がある=(再掲載一部改編2008年1月17日)

 今回は「消えていった吃音者」としましたが、別に失踪したわけでもなく、ましてや亡くなったのでもありません。
 かつて、小さなセルフヘルプグループ活動を行っていた時の経験、やその後の色々な経験から書いてみます。

 私はサポートを受ける機会がなかったのですが、どもりをもった子供には小学校(中学校)で通級学級としての「言葉の教室」という制度があります。
その制度の問題点については今まで何度も触れてきましたし、最近触れたように、アメリカの制度と比べてみると大きく劣ることがわかります。

 その内容は別として、それなりに普及している言葉の教室ですが、
その言葉の教室でサポートを受けていたはずの子供が、思春期後半の年齢(高校生以降)になってもどもりで深刻に悩み続けて、頼るべき公的機関が事実上存在しない状況もあり、インターネット等で自分なりに調べて何十万円もかかる「無資格民間どもり矯正所」に通うことが未だに多いのです。

 または、言友会に代表されるような各地に存在する、「吃音者のためのセルフヘルプグループ」に参加される場合もあるでしょう。しかし、人口比数%というどもりの数の割には、それらに参加している人数が圧倒的に少ないことがわかります。

 就職も自分の力ででき、日常会話や仕事上の会話・電話にもほとんど影響がないような「ごく軽いどもり」は人生に大きな影響を及ぼしませんので別ですが、その人数を差し引いても、多くのどもりを持った方がまったくのサポートなしで毎日を生きておられることがわかります。

 民間の矯正所に通いだしても、すぐインチキだとわかり通うのをやめてしまった。
 セルフヘルプグループに入ってはみたが溶け込めずに最近は足が遠のいてしまった。

  などというような、自分からアクションを起こしてはみたが良い結果が出ないか、または、矯正所の指導者のことばやセルフヘルプグループのメンバーの言葉にかえってこころが傷ついてしまった方も結構多いのです。
*それ以前に、たとえば、セルフヘルプグループに通うまでの決心ができずに、ひたすらひとりで悩んでおられる方がどれだけおられるか・・・)

 そのような状況に置かれている方にこそ、どもりの問題の本質があるように思います。

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