吃音と家族(再掲載一部改編:2013年9月27日)

 どもりを持っている人は人口の数パーセント(1%?)と言われていますが、その吃音者どうしが出会える貴重な場所といえば、戦前から90年代のはじめ頃まで連綿と続いていた寺子屋形式の民間の「どもり矯正所」か、いまではどもりのセルフヘルプグループくらいです。
*学校に通っている子供の場合は、通級学級の「ことばの教室」もあります。

 どもりを持っている人どうしで親しくなり食事をしたり飲んだりするくらいになってくると、子供の頃からの話をすることがあります。
そこで出てくるのは、「育った家庭環境」や「家族がどこまでどもりに理解を示してくれたか?」ということです。
*というか、私の方から聞くようにしていました。

 話を聞くと吃音者が育った家庭の大半では、「家族はどもりに無理解・無関心どころか、どもるたびに言い直しをさせられたり、注意されたり怒られたり・・・」(私の場合もそうでした)

 背景には、吃音者は、家のなかでは必要最小限のことしか話さない傾向がある(話せないことも含めて)ので、どもりで困っていること苦労していることをわかってもらうチャンスすらないことがあると思います。
*もちろん、どもりの重さの違い、家庭環境、本人の性格の違いで違いはあります。

 どもりの悩みを打ち明けようとしたがまともに取り合ってもらえずその後はあきらめてしまったという経験が本人をそうさせることもあるでしょうし、理解してもらえているかと思ったら、誰かから聞きかじったようないい加減な知識でとんでもないアドバイスをしたり、「気にするな」、「ほかにももっと苦労している人はいる」などと、結果として困っている本人の心を逆なでするようなことしか言わない場合もあります。
*当然、学校でどもりを原因としてからかわれたり、いじめられていたとしても、親には相談しない(できない)ということになります。

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