吃音と仕事の現実的な関係(再掲載一部改編:2013年6月4日)

 どもりであるために・・・、
★就職を控えた学生がなかなか就職活動に踏み切れない、積極的にできない
★一度やめて(やめさせられて)からの再就職がなかなかできない、自信をなくして積極的に動けない
★就職しても長続きしない

 このようなことで深く悩んでいる人は多いと思います。

 「吃音者が就職できずに悩んでいる」というのは、「障害のない人が就職で悩んでいる」というのとはちょっと次元が違う悩みなのです。
 しかし、どもりの場合はその障害の特殊性から、家族にもその悩みが分かってもらえずに「甘え」ととられて非難さえされることもめずらしくなく、自殺を考えるほど精神的に追い詰められることもまれではありません。(私もそうでした。)

 私の場合は、大学卒業後にどもりのために就職できずに(せずに)2年近くの引きこもりの後に民間のどもり矯正所に通い始めて、生まれて初めてどもりについて語り合う仲間を得て、徐々に自信をつけていったのですが、そこで出会った同年代の仲間の多くは、同じような就職の悩みを抱えていました。
*あえて(せずに)と付け加えたのは以下の理由からです。都市部に生まれ育ち学校を出た若者が、「ことばを使わない職業に就く」ということで農林漁業に直ちに従事したり自営業をはじめることは現実的ではありませんので、絶対に就職できないわけではないが就職しなかったというニュアンスを伝えるために、(せずに)ということばを加えました。
*しかし、中長期的に考えてみると、いわゆるサラリーマン生活がどうしても合わない・適応できない場合には生き方を大きく変更することも必要です。十分な準備のもとに、Iターンなどで地方に転居したり、農林水産業に従事するのも選択肢のひとつになり得ます。

 2015年のいまも、(80年代末のかつての私のような)どもりに悩む若者が、部屋のなかでひとりぼっちで悩んでいたり、街なかを彷徨っているだろうことを思うとやりきれません。
*置かれている状況は私の頃(80年代末~90年代初め頃)よりも遙かに厳しいはずです。

 いまでは、同じどもりという悩みを持つ仲間を作れるような開放的な雰囲気の民間どもり矯正所はないでしょう。(90年代に無くなったようです)
 たとえあっても多額の「治療費?」がかかると思いますので、ぜひ、勇気を出して近くのどもりのセルフヘルプグループに参加してください。そこで仲間を作ることをおすすめします。

 また、必要に応じて、ホームドクターとなってもらえてなんでも気軽に話せる精神科医や臨床心理士を見つけて日常的に心の面のサポートを受けてください。

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