吃音でギリギリまで追い込まれている方へ(再掲載 再編:2008年1月8日、2012年4月20日)

 年末、そしてお正月と思っていたらすでに1月も末です。

 時間は確実に過ぎていきますが、どもりのために・・・、
「学校や会社にに行けなくなっている」、
「就職が決まらない」、「転職先がみつからない」
 など、生き辛くなっている場合には、世の中で普通に生きている(ように見える)人たちが必要以上にまぶしく見えて、焦ったり自分を卑下してしまいがちです。

 そういう状況に陥っている方が少しずつでも元気を出していくために、
 また、そういう状況に陥らないために、これからいくつか書いてみます。
*いまの自分の状態を極端に悲観すること、また、根拠のない楽観視、どちらも危険です。悩んでいるときに部屋にばかり閉じこもっているとろくなことを考えません。無理をしてでも朝日を浴びて、少しで良いので外に出て散歩などで体を動かしましょう。精神科医や臨床心理士などの心の専門家も積極的に利用しましょう。

★自分を守る
 ズバリ自己チューに考えましょう。
 思いっきり自己チューにしたつもりでも、傍から見ればまだまだ自己チュー度が足りないくらいではないでしょうか。

 人生は自分のものです。家族も含めていろいろと勝手なことを言ってくる人は多いのですが、人の意見やアドバイスを聞きまくって振り回されてみたところで、多くの場合、良い方向には進みません。

 自分の人生は最終的には誰も保証してくれません。
 ここまできて他人の目ばかりを気にしていても仕方がありません。人生は自分で作り上げていくのが大原則です。

 ただし、ここで言う「自己チュー」は独りよがりではありません。
 いまはネットという便利な媒体がありますので、引きこもりがちな場合でも、自宅にいながらもいろいろな人や機関とつながることができます。
 元気が出てきたらネットの世界だけにいないで、まずは外の景色を見る、そして近所を散歩することからはじめて、どもりのセルフヘルプグループなどに参加して実際に人と接していきましょう。
 正確な情報を幅広く得て少しずつで良いので幸せになるように頑張りましょう。

★自分なりの人生を生きればよい!
 人生は他の人との比較で生きても意味がありません。自分なりの人生を生きましょう。
 自分で幸せと感じられるときが少しでもあり、その瞬間を徐々に増やしていけるようにしていけばよいと思います。
*90年代初めまでは、学校を出てそこそこの会社に入れば終身雇用が保証されていて、「一億総中流」と言われていた時代でした。そこでまじめに働いていけば定年まではなんとか生きて行かれるということがありました。いまではそれは幻ということはおわかりのことと思います。
努力の末に自分の人生がそれなりに安定してきたら、自分の後から生きてくる同じ悩みを持つ後輩のためにサポートすることができれば、今までの人生(苦労)がさらに生きてきますね。

★こどもの場合は
 親の保護下にあり自分で決めることができる範囲が限られてきますが、
もしも自分の親が頼りにならない(自分のどもりの悩みに無関心か、むしろ攻撃的で怒ったりバカにしたりする)のでしたら、公的機関(市役所、保健所、いのちの電話などアクセス手段はいろいろあります)に相談してでも自分を守りましょう。
 「ほとんどの親はこどもを愛していて慈しみ育てている・・・」と言いたいところですが、現実は、実に悲しいことですが、結構違います。

★専門家をうまく利用すること
 (どこに相談して良いか分からなかったら、県ごとにある「精神保健福祉センター」などに相談しましょう。ネットで調べればすぐわかります。)

 心の病気の専門家である精神科医や臨床心理士、臨床発達心理士、ことばの病気の専門家である言語聴覚士の上手に利用することです。
 彼らは(残念ながら)どもりについて詳しくないのですが、こちらから「自分がどもることによりこのように深く悩んでいる・落ち込んでいる」などと詳しく説明すれば、精神科医ならば心の面からサポートしてくれるでしょうし、言語聴覚士ならばことばの面からできる限りの援助をしてくれるでしょう。

 その際に自分のことを説明するときに、どもってしまいうまく話せなかったら、あらかじめ文書にして持っていけば良いと思います。
*こどもで、小・中学校の「ことばの教室」に通っている場合ですが、先生から十分な指導が受けられていれば良いのですが、もしもそうでなかったら(自分でそう感じたら)我慢せずに、(自分では言えないでしょうから)親を通じて学校や教育委員会に意見を言いましょう。これも自分を守るためです。(親がしてくれなかったらこどもでも自分で頑張りましょう。)

★仲間を作る
 ひとりで良いのです。自分の悩みを打ち明けられる友人(親友)を作りましょう。人生の宝になります。
 できれば、気のあうどもり仲間で小さなセルフヘルプグループを作って活動すると効果抜群です。

 といっても、友達は急にはできないし、どうやってみつけたら良いかわからないという方は、勇気を出して近くにある「どもりのセルフヘルプグループ」を探して顔を出してみましょう。
*90年代のはじめくらいまでは、どもりに悩んだ人は(寺子屋のような雰囲気で、5人から10人くらいが小さな教室に集まるなど戦前から連綿と続いていた)民間の無資格どもり矯正所に通いました。そこで同じ悩みを持つ仲間をみつけたものです。
(いまでは、そんな矯正所自体がなくなっているでしょうが、たとえどこかにあったとしても費用が高く、もちろん効果の点からも、お勧めしません)
いま現在あるような矯正所(のようなもの)は、効果もともかくマンツーマンがほとんどですから、唯一の利点であった同じ悩みを持つ友人をみつけるということもできにくくなっています。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中