吃音:自分のことは自分がいちばん良く分かっているが・・・

 どもりを持っている、それもある程度以上の重さのどもりを持っている人にとって、どもりはじめた子供の頃からいままでの「自分しか知らないどもるが故の経験や思い出」がたくさんあります。  
 そしてそれは、他の人にはなかなか理解してもらえないものでもあります。  

 親や学校の先生、専門家と言われる人たち(STなど)にもなかなか理解してもらえないでしょう。
*とりあえずでもどもりの話を最後まで聞いてくれる人が身近にいるだけでもかなり恵まれていると思うべきです。
*学校や職場では、言うべき時には言うべきことをしっかりと言わないといけません。授業中の発表や営業トーク・電話等でコミュニケーションに支障が出るくらいどもるような人でも、家庭では必要最小限のことをしゃべれば良いので、家族からはどもりの深刻さを理解してもらえないことも大きいと思います。(もちろん、家庭での最低限の会話でも大きくどもるような方もいらっしゃることを忘れてはいけません。)
*たとえ話を聞いてくれる彼らが吃音者だったとしても、重さや症状も違いますし、育った環境(精神的・経済的)も違いますので、なかなか理解してもらえません。  

 ですから、自分の経験や自分がいま感じていることを大切にして、しっかりと自分の意見を持ってこれからの生き方に生かしていく必要があります。  
人(親、先生、専門家)からのアドバイスに必要以上に振り回されないようにしましょう。
*なぜならば、人生は自分のものであり最終的には誰も責任をとってくれませんから・・・  

 しかし注意すべきこともあります。 自分の考えを持つうえでの「思い込み」の注意です。  
 自分の考えも持って力強く生きていくことはとても大切なことですが、ひとつの考えにとりつかれてしまい柔軟性を失ってしまうことへの注意です。

 「この生き方しかない」と周りが見えなくなることがいちばん危険なことです。  
 そのようなことにならないためには、
★多くの人(吃音者も非吃音者とも)と付き合っていろいろな生き方考え方があることに普段から触れていること。(思い込みが強くなりすぎないようにするため、偏った考え方に陥らないようにするためです。)

★しかし、他の人の考えに過度に振り回されないように、自分なりに精神修養や気分転換をして自分の考えをしっかりと持てるようにしていくこと。
*いわゆる新興宗教などにはまってしまわないように注意しましょう。

★自分のことを隠さず言えて信頼できるようなこころの専門家(精神科医や臨床心理士)をぜひ見つけてこころのホームドクターにしてください。そしてその先生には自分の思いを率直にぶつけてください。(ぶつけられる先生を選んでください)

★人生には大きなピンチが何度もあります。「いくつからでも人生を生き直す覚悟」、それができるように、自分の周りの環境(経済的・精神的)を日頃から整備しておくことです。 ときには大きな生き方の変更が必要になるかもしれません。それが大胆かつ緻密にできるように準備しておくことです。その際に大きな助けになるのは、やはり安心して心の内を話せる親友の存在です。

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