家族の理解が得られない吃音者の現状

 今更言うまでもないことかもしれませんが、どもりで 困っている子供から大人までの多くの方々が、その悩みを家族(親・兄弟・祖父母そして配偶者)にも理解してもらえずに人生を送っています。

 なぜ理解されないかというと、
★家族の前ではそれほどどもらなかったとしても(または、ほとんどわからないくらいか、場合によっては雄弁にさえ聞こえることも)、
でも、学校の授業ではどもってしまい、先生やクラスメイトに笑われたりいじめられたり、
大人の場合は子供のPTAの電話連絡網で自分の名前などが言えずに変な人と思われてしまったり、PTAの集まりでは自分の名前すらまともに言えずにクスクスと笑われたり。
職場では電話で自分の名前や会社名が言えずに(なかなか言えずに)変な人と思われたり、顧客から担当を変えてくれといわれたり、追い詰めら得て会社をやめざるを得なかったり・・・

 こんなことがあたりまえにあるのがどもりの世界だからです。
*日常の何気ない会話でも常に大きくどもるような重いどもりの方は家族の理解を得られているということではありません。問題の本質がより深刻であることは間違いありません。

 子供の頃から自分のどもりや、どもることによってどれほど苦労してきたかを、後になって理解してくれるような家族はまずないというのが本当のところです。
 寂しく思われる方もいらっしゃるかもしれませんが現実はそんなものです。
自分の身は自分で守りましょう。
*それどころか、「それほどでもないのに何を甘えたことを言ってるんだ!」などと、怒られてしまうくらいのものです。

 ですから、わかってもらえない家族に対してどもりで困っていることや苦しさを訴えてみても不毛な応酬が続くだけで、かえって自分の心が疲れるだけですし、形だけでも均衡が保たれてきた家族間の人間関係が悪化するだけで生産的ではありません。

 そのような場合は、家族に期待しないで発想を転換しましょう。
 たとえばセルフヘルプグループに参加して、自分の悩みをわかってくれる人の前で気持ちをはき出してみる。それだけでも精神的に大きく救われます。
 グループのなかで特に気の合う人ができれば深く語り合うのもよいでしょう。
*ホームドクター的にかかれる、なんでも話せる精神科医や臨床心理士、言語聴覚士がみつかれば、なお、すばらしいことです。

 そうすることで自分が救われるし、家族との(表面的な関係も)悪化せずにすみます。

*学校や、職場、家庭で、虐待(精神的・身体的)を受けている場合は話が全く違ってきます、役所に相談してしかるべき手を打ちましょう。

(参考):吃音(になったの)は自分の責任ではないので「スミマセン」はいらない。卑屈にならないで!(2014年10月1日)

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中