吃音の重さと就職について 2 (自分に合った長続きする仕事を)

 前回「2013年12月16日 吃音の重さと就職について(1、現状認識)」は吃音者が直面するいまの就職環境の厳しさについて触れました。

 今回は、いまの社会情勢を踏まえながら・・・、
 どのように(な)仕事に就けば、ある程度以上の重さのどもりを持った人の仕事が大きな無理なく長続きし、かつ、少しでも働くことに喜びを見いだすことができるかを考えます。
*「ある程度以上の重さのどもり」とは第三者から見た重さだけを言っているのではなくて、客観的に見て軽いどもりでも、本人がそれを気にして生活に支障が出ている場合も含みます。

★会社のブランドは関係ない?
 2014年のいま「会社の名前」は吃音者にとっては関係ありません。
*高度成長やバブルの崩壊くらいまで(1990年代半ばくらいまで)は、日本の企業にもそれなりの余裕があったので、仕事の能力の足りないコネで入ったような社員を抱えておくだけの余裕がありました。

 これは吃音者だけではなくて障害のない一般の方にも言えることですが、仕事に関する能力があり大きな無理をしないで「いわゆる有名企業」に入れるような方は別ですが、普通以下の仕事に関する能力の吃音者が無理をして有力者のコネで就職しても自分を苦しめるだけです。
リストラ予備軍にされるくらいなものです。

 いまや企業の定年も形だけのものになりつつあります。
 実際には事実上の肩たたきが意外に早く始まり、関連会社に早めに行かされるなどは、あたりまえのことです。
*それでもなんとか定年までつとまれば幸運な方でしょう。

 そういう厳しい現実を踏まえないと、どもりを持った人の仕事や就職にについては語れません。

★たとえ収入は少なくても、個人の良い面を少しでも認めてもらえるような(ある程度以上の重さの)吃音者が長続きしそうな仕事(職業)を選ぶ。

 吃音者が、一般企業、特に営業系や事務系に就職すると「大変なこと」になる可能性があります。
 もちろん、リスクを覚悟した上で人生の経験として受け入れていこうという柔軟な考え方ならば「若い頃の失敗も次のための糧」にはなりますが、安定を求めて就職しても、それがなかなか実現できないのが吃音者の今の時代の就職です。

 あたりまえですが、事務系や営業系の仕事は、電話や面と向かってのことばによるビジネス上のコミュニケーションの繰り返しです。
 それが苦手な吃音者がいきなり企業の第一線に出た場合の苦しさは経験者でないとわかりません。

 将来、企業で事務系や営業系の仕事に就きたいのならば、学生時代から一般の企業等でオフィスワーク(の補助を)をするようなアルバイトをこなしてみれば(こなそうとしてみれば)良いと思います。
 応募の段階でどもりを理由に門前払いされるか、採用することはされたがやはり通用しなかったということもありますし、
逆に、入ってみたら、結構通用して自信を持つことができたという場合もあり得ます。

「仕事」は都市部の会社だけではありません。
 学生さんだったら、遊ぶ時間を割いてでも早い段階から、いろいろな職業、
 公務員、民間企業(事務系、営業系、技術系)、農・林・漁業、福祉、NPO、NGOなどいろいろな仕事を垣間見られるような、また疑似体験できるようなアルバイト等をして、自分にはどのような職業があっているか(やって行けそうか)を見つけると良いと思います。

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