どもりの相談はどこに行けば良いか?

 このブログには簡単な解析ツールがあります。
そこでは、このブログにたどり着くまでに入力していただいた検索ワードを知ることができます。

 以前にも書いたことがありますが、検索ワードの上位には・・・、
「吃音 自殺」「吃音 就職(仕事)」「吃音 小学生」「吃音 子供」
「自分の名前が言えない」「吃音 引きこもり うつ」などの切実なことばが並びます。

 使われた回数でいえば上位にはありませんが私が気になることばが、
「どもりの相談はどこに行けば良いか」というのものです。

 どもりで悩んでいる本人(子供からおとなまで)、どもりのお子さんを心配した親御さんなどがネットを使って調べているのでしょうが、
「自分の(子供の)どもりの相談をしに行く、治してもらいに行くにはどこに行ったら良いのだろう?」というごく当たり前な疑問を持ち、いまとなってはいちばん身近なネットを使って調べているわけです。
*1990年代の半ば以降、インターネットが徐々に一般化してきますが、どもりについての日本語の情報が多くなってきたのは2000年以降ではないかと思います。

 しかし、もしもいま私が、どもりを持つ方本人から、また親御さんから、
「どもりを治すには、相談に行くにはどこに行ったら良いのか?」と聞かれても、
「ここに行ったら良いですよ、このホームページを見れば良いですよ」と、はっきりと言えることばを持ちません。
*残念ながら、私が悩んでいた70年代~90年代までと比べても大きく変わっていないのです。

 「ネットがあるじゃないか!」と思われるかもしれませんが、これがまた玉石混淆。インチキ情報が氾濫しています。

 「いままさにどもりで悩んでいてパニックに陥りそうな人」にとって思わず飛びついてしまいそうな(でもちょっと冷静になって考えれば、いかにも怪しい)情報がインターネット上には氾濫しています。
 しかし、それらの不安を打ち消してくれるような、しっかりとした公的機関などによる、「アクセスしやすく、わかりやすく、正確な情報の提供」がネット上でなされていません。

 これも以前にも書きましたが、どもりで悩んでいる方からブログ上で「どこに行ったらよいか」という質問を受けたことがあります。
 私は、「素直に考えてみよう。ことばの専門家は言語聴覚士だから言語聴覚士の協会に聞いてみよう」と思い、
「どこどこの地域で吃音に熱心に取り組んでおられる病院や個人の言語聴覚士がいらっしゃったら紹介してください」とメールで問い合わせたことがあるのですが、答えてもらえませんでした。
*「言語聴覚士ならば皆対応できるはずという前提か」「個人情報の問題か」また、「そういう情報を持っていないからか」はわかりませんがだめでした。いまは違っているかもしれません。

 ネット上のバーチャルな世界だけではなくて、どもりのセルフヘルプグループなどに実際に参加して親しいどもり仲間が増えてくると、多くの生の情報に接することができるようになります。
*生の情報とは、民間のどもり矯正所を含めていろいろなところに実際に行ってみた・通ってみた感想です。

 それらを踏まえてあらためてネットなどで調べてみると、何カ所か「信用できそうなところ」の名前がわかってきます。
*国立の専門機関や、国公立や私立の大学の研究室、大学病院、一部の公立・私立病院などです、が、「確実に治せる」ところという意味ではありません。あしからず)

 ネットがここまで一般化したわけですから、ほとんどの場合、悩んでいる人はネットで検索しています。
まずは、「正確で偏っていない情報」「見やすく信用できる情報」を確実に得られる体制を作る必要があります。
*ここでいう「情報」とは、どもりについて医学的にどこまでわかっていて(わかっていないのか)、日本と他の国の研究と治療体制の現状、日本国内では現在どのような治療・相談体制があるのか、国内のどもりの研究者・治療者は何人くらいいて、それぞれどのような研究や治療をしていて、それらの専門家にはどのようにアクセスすれば良いのか、などです。

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