吃音のプラクティカルな対処法は

 私は80年代末に父をガンでなくしました。
 かなり進んだ胃がんだったのですが、日本有数のガン専門病院に入院でき、また、肝臓等他臓器への転移がないとの所見でその当時の最新の術式で手術し成功しました。
 退院時には、「微小な転移まではフォローできないので5年以内の再発や転移が40%くらいある」と言われました。約一年後に転移が見つかり亡くなりました。

 今では、化学療法の進歩により父と同じくらいのガンでも助かる確率が高まったと聞いています。
それは、画期的な薬が出来たというよりも、抗がん剤をバランス良く使う運用技術、使い方が進歩したからだそうです。

 どもりへの対処においても同様のこと(各種治療法、また、組織や制度を効果的に運用していく技術が必要ということ)が言えると思います。

*吃音者が生きている家庭環境(無理解、無関心、家庭内のいじめ)、学校環境(クラスメートや先生からのいじめ)に問題がある場合には、問題解決のためにこちら側にたって積極的に動いてくれる専門家がいること。

*吃音者が言葉やこころの(吃音について十分な知識を持ち訓練された)専門家に日常的に気軽に(距離的にも、治療費も)かかれて、相談や治療が受けられる環境。
(専門家として治療や相談に携わる人たちはどもりのセルフヘルプグループとの関係を強化して吃音者の実態や考え方をつかむ努力をすること)

*そして、吃音者のサロンとしてのセルフヘルプグループの充実。

 これらがバランスよく実現されれば、もしかしたら、治るとかよくなるということが現実に考えられるのではないかと思います。

*重要なのは、「日本のどこかでごく一部の人がサービスを受けられると言うことではなくて、どこでも同じようなサービスを受けられようにならなければいけない」ということだと思います。
こういうことを実現するためには、ことばの教室を含む現在行われている公的・私的な吃音者に対するサービスを客観的に分析・評価し、直すべきところがあれば大胆に改革し、または根本的に作り直すことです。そして、これらをどのようなタイムスケジュールでどのように実現していくか考え実行する人や組織が必要です。

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