吃音という障害は

 ひとつ前に書いたように家族が緊急入院しここ1か月近く大変でした。
 重い病気でしたが、治療の甲斐もあり次のフェーズのリハビリテーションの段階に移れそうでひと安心です。
 私の家系は、かかる重い病気といえば決まって癌でしたので(それもほとんどが手遅れ)、違う病気で入院というまさに想定外のことに、本人がいちばん驚いたようです。
 生まれてから一度も入院したことがなかったので、高齢になってからいきなり重い病気で入院することとなった最初一週間くらいの本人の落胆ぶりは大変なものでした。

 心配しながら面会に通う道すがら、冷静に自分のどもりについて考えているもう一人の自分がいました。
どもりという障害をものごころついたときから持っていて、学校生活、就職などに大きな障害を感じながら生きてきた私にとって、どもりという障害の認知度の低さ、治療・リハビリテーション体制の未整備について考えました。

 学校ではいつ指名されるかびくびくし、友達との(電話)連絡もままならない、
 私はくつろいだ日常会話でも常にどもるような重いどもりを持つ子供ではありませんでしたが、その私でさえ、今までの人生に大変大きな不都合を感じてきました。
*どもりはその重さ(客観的な重さと主観的な重さ)の違いと子供の頃から就職くらいまでの周りの環境の違いにより人生に与える悪影響が天と地ほど違ってきます。

 子供の頃から、「これほどつらいどもりなのに、なんで、かかるお医者さんがないのだろうか?」と思っていましたが、そんなことを親に聞けるはずもなく、ただ時間ばかり過ぎていきました。
*このあたりのニュアンスはどもりを持った人ならばおわかりいただけると思います。もしも、「私の場合は親にどもりのことをわだかまりなく話せた」場合は、きわめて恵まれた環境にいたと自覚すべきです。

 学校ではびくびくし、場合によっては陰湿ないじめを先生の見ていないところで受けて(先生からからかわれることもまれではありません)・・・、そんな子供が長じて就職や仕事に大きな支障が出る事は当たり前の事ですが、それほどの障害なのに21世紀の今となっても頼りになる相談場所が(事実上)ない、治療法どころか診断法も確立されていません。
*ほとんどの場合、精通した臨床経験豊富な専門家(言語聴覚士や精神科医、臨床心理士)が日常通える範囲の身近にいません。

 こんなことを考えました。
 やっと再開できました。少しずつ書いていきます。

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吃音という障害は」への6件のフィードバック

  1. あさのさま
    管理人です。書きこみありがとうございました。
    関東もまた、猛暑復活のようです。

    番組の情報ありがとうございます。
    ラジオのほうをhp上で聞いてみます。

  2. ご家族さまが回復されているとのこと、安心いたしました。看病、面会等お疲れさまです。

    NHKの番組ですが、再放送は7月30日だったと思います。
    それとラジオでも吃音がとりあげられましたが、そちらはHP上でみることができます。バリバラRという番組です。

    暑い日が続いていますので管理人さんもどうか体調にはくれぐれも気をつけて。

  3. kayさま
    管理人です。
    書き込みありがとうございます。
    おっしゃる様にサポートする側が疲れてしまったりしてはいけませんので注意しています。
    それにしても、今年は(今年も)暑いですね。また、猛暑がぶり返しそうなので、お互い健康には注意しましょう。

  4. ご家族の方がリハビリに参加できるまで回復されたとのこと、よかったですね。
    そして、看病、お疲れ様でした。ご自身で気がつかない間に心身の疲れが
    たまっていると思います。どうぞゆっくりと休養されてくださいね。
    わたしは日本に帰ってきています。あまりの蒸し暑さにぐったり・・・の毎日ですが、
    お互いなんとか暑さを乗り切っていきましょうね。

  5. とらのこさま
    管理人です。書き込みありがとうございました。
    とらのこさんのブログも更新がないので心配しておりました。

    同居の家族の入院は25年ぶりなので、医療技術の進歩といろいろなサービスが連携してなされているのにはちょっと驚いています。
    また、今まで経験した家族の入院はみな、末期ガンの希望のない入院だったために、治る見込みの入院は気持ちが明るくて救われます。

    NHK教育テレビの番組見ていませんでした。再放送があるか調べてみます。

    今日、時間が空いたので映画「終戦のエンペラー」を見てきました。1000円の日だったのでラッキーでした。終戦後70年近く経てばアメリカもこういう映画をつくるんだな、と感じました。

    今日も暑いですね。お元気で。

  6. ご家族の入院、大変でしたね。良いほうに向われているようでよかったです。
    先日、NHK教育テレビに吃音の方が出演されていて、ご苦労を話されていましたが、日常生活を送るためのご苦労に頭が下がる思いがしました。
    まだまだ暑さが続くようです。くれぐれもお体ご自愛ください。

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