放っておいたままではどうにもならない吃音

 私がこどもの頃(昭和40年代~50年代)、どもるこどもであった私にかけてくれた母親や親戚の慰めのことばは、「大人になれば治るよ」というものでした。

 こどもの私はそれを信じて、「いまはこんなに苦しいけれど、おとなになれば治って普通に話せるようになるんだ!」ということを唯一の救いにして生きていました。

 ところが小学校高学年になっても治らないどころか、ますます悪化してくる・・・。
どもりの症状以上に、授業中にどもってクラスメイトから笑われる(ときには先生からも)ことにより、表情には出しません(出せません)でしたが劣等感のかたまりとなっていました。
*いまの学校ならば、最悪の場合、自殺事件に至るような陰湿ないじめも心配しなければいけません。

 私は小・中学校でのことばの教室には通いませんでしたが(存在を知ったのは中学に入ってからです)、いまのこどもで小・中学校のことばの教室に通っている子は、どのようなサポートや指導を受けているのでしょうか?

 まさか・・・、
「メトロノームの音を聞きながら本を読む」
「小声で話す」
 なんて、19世紀的なことはしていないとは思いますが・・・(皮肉を込めて)

 話し言葉にはリズムもアクセントもあります。
 小声で誰かに話しかけたり、電話で小声で話したときに、相手に「ちょっと不機嫌な声で」、「何ですか?もう一度言ってください」などと聞き返されたら一巻の終わりです。トラウマになってしまいます。

 自分達でいろいろな苦労・経験をしてきて、仲間どうしでグループを作り勉強をし、グループでいろいろと工夫して練習などをして来た人たちから見て、がっかりするというか、もっとはっきり言うと嘲笑の対象にしかならないようなことが公的機関で(行なわれているとすれば)これは問題です。

 今日の報道で、東大地震研が立川断層の横ずれに関して、コンクリートの柱の残骸を見間違って判断した、というなんともみっともないニュースがでています。東大の教授の言い訳は「催眠術にかかっていた」だそうです。

 権威に弱い日本人ですが、
 こと、どもりに関しては、「医学的に原因も分かっていない、確立された治療法(投薬、手術)、しっかりとしたリハビリも存在しない」なかでは、残念ながら、吃音者(経験者)の実体験に基づく民間療法を凌駕できていないといわれてもしかたがありません。

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