吃音で悩んでいる人は、はじめはどこに相談すればよいのか?(再掲載一部改編:2007年5月27日)

 とある(一般的な)掲示板を見ていたら・・・、
「どもりで悩んでいますが、どこに行ったら相談にのってくれて治してくれるのか」、という若い方の質問が載りました。
 次々にいろいろな人からの書き込みがされていくのですが、本来の質問者の気持ちはそっちのけで、どこの矯正所はどうした、とか、その他、言葉じりをつかんだような書き込みが続き、結局尻切れトンボです。

 質問者はきっと落胆したことでしょう。
*吃音治療の現状がわかったという意味においては収穫だったかもしれません。

 結局、ここ何十年もの間、ほとんど何も進んでいないのです。
 悩んでいるどもりの人(特に思春期以降)がいても、かかるべき専門家も紹介できず(どもりの専門家や施設が日本にはごく少数しか存在せず)、悩んでいる本人が苦し紛れにネット上で探した民間の矯正所しか存在していないことを認めているようなものです。

 せっかく言語聴覚士という立派な国家資格ができたのですから、彼らにはどもりについてしっかりと勉強してもらい(こどものどもりから思春期以降の大人のどもりまで)、吃音者の相談にのってもらいたいと思います。
それには、言語聴覚士が街のなかで独立開業しても食っていけるように保険の制度を改正してもらわないと、いつまでもこの状況が続くでしょう。

 それではいま悩んでいる人はどうしたらよいのでしょうか?

1,全国に数カ所はあると思われる、吃音を外来で受け入れている病院や公的施設に(調べて)かかってみる。(医師や言語聴覚士)
*民間のどもり矯正所ではありません。
どこにかかったら良いか分からない場合は、地元の保健所に問い合わせて言語聴覚士がいるようだったら相談するのもひとつの方法ですし、各県単位である(精神保健福祉センター)に相談し、吃音に通じた言語聴覚士がいるようなきちんとした施設を紹介してもらえば良いと思います。

2,日常的に通える距離にあるホームドクター的に相談できる精神科医を見つけて定期的にかかり、どもりで悩んでいることを詳しく説明して、心の健康の管理をしてもらう。

3、どもりのセルフヘルプグループに参加して同じ悩みを持つ友人を作り、自分のこころを解放するように努める。
*セルフヘルプグループにはいろいろな立場の方がいますので、どもりに関する様々な情報が得られるでしょう。
また、行なわれているいろいろな活動(交流行事や、ことばの流暢性を向上させるためのいろいろな取り組みなど)にも参加してみるのも良いでしょう。

 このあたりからはじめると良いのではないでしょうか?
*子供の場合は、学校の「ことばの教室」の利用もありますね。

参考
★2012年5月5日: 吃音仲間でできること(セルフヘルプグループの原点に戻る)
★2012年5月13日: お互いに信頼できる吃音者が集まってできること

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