吃音をもっているこどもの家庭環境について

 どもりが始まるのは2~3歳の頃が多いようですが、親がどもりだした我が子のことを相談するのは(昔も今も)かかりつけの小児科のことが多いようです。
そして、相談した医者の対応は、これも多くは、「様子を見ましょう」という話になるのが圧倒的に多いです。
*ほんとうは、かかりつけの医者から(どもりに詳しい)言語聴覚士を紹介してもらうのが筋ですね。

 医者からすれば、どうしたらよいか分からないというところが本当のところでしょうし(でも、医者としてそんなことは言えないし)、また、「大人になれば治る」ということが、ここでも生きているのです。
*よく言われる(論文等にも書かれている)、「就学年齢のころまでには多くのどもりが自然治癒する」ということが、どもりを「たいした問題ではない」ということにさせているきらいがあります。

 しかし、小学校入学以降も(一部は幼稚園の頃から)どもりを持ち越した場合には、授業中にどもって、笑われる、からかわれる、いじめられる、ことから、「どもり」は、どもるということ以上にメンタルなものとなり深化していきます。
 そして、どもる→笑われる→またどもる→しゃべるのが怖くなる→またどもる→うつ状態になる、という悪い循環となってきます。
*いまの学校のことを考えると、どもることでいじめられている場合には、さらに深刻な事態になることも十分に考えられます。

 こんなときに家族の理解がなかったら・・・、どもりを持ったこどもには良い影響があるはずはありません。
 我が子がどもっていることへの無関心、そして、中途半端な知識や民間療法からのいい加減な対処、果てには言い直させたり、ゆっくりしゃべりなさいと注意したり怒る、こんな様子ではどもりを持ったこどもの心は追い詰められるばかりです。
でも、残念ながら、無関心だったり間違った対応をしている家族(家庭)が多いのが現実です。
*かつて、大卒後に就職できずに通ったどもり矯正所で知り合った仲間と作ったセルフヘルプグループでも、メンバーの家庭の多くはどもりを持った人には良くないものが大半でした。

 甘やかす必要はありません。むしろ質実剛健な家庭で良いのですが、我が子がどもりという深刻な障害を持っていると認識し、対処する必要があります。
*どもりを持ったこどもが家のなかで安心してどもることができたり、学校でのどもることでの不都合や悩みをためらいなく話せる家庭環境が理想ですが・・・
*きちんと相談にのってくれるところが少ないのが現状です。
*どうしたらよいか分からなかったら、県単位である「精神保健福祉センター」に相談すれば良いと思います。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中