吃音者が日常生活のコミュニケーションを少しでも円滑にするために、また、希望する仕事に就くために、ことばの流暢性を維持し高める工夫をすることと、希望通りにいかないときに諦めて別の生き方見つけること (加筆再編集:初掲載2010年5月18日~)その3

 1回目(2月16日)、2回目(2月22日)から続いています・・・
 今回も比較的軽い吃音者を想定して書いています。(詳しくは、1回目か2回目の書き込みをご覧ください)

 前回(2月22日)は、あえて、どもりを軽くするためと称して家族の前でことばの訓練をすることにより、
★家族に自分がどもりで苦しんでいることをすこしずつでも分かってもらうこと
★自分がどもりであることをあらためて自分のこころのなかで確認する
 ということを書きました。

 具体的には、民間無資格吃音矯正所で昔から行なわれていたような、ゆっくりしゃべることを中心とすることばの訓練(のようなもの)を、あえて、家族の前で行なうことを提案しました。
 しかし、これは、吃音者にとってはかなりハードルが高いことです。他人の前ならならまだしも、身内の前でどもるところを見せたり、どもりに関することを話すことは、(話そうとしてもまともに聞いてもらえなかったと経験があり)、抵抗を感じる場合が多いのです。
*「そうではない、家族の前で抵抗なくどもりについて話せる」という方は、かなり恵まれた家庭環境にいると自覚すべきです。

 今回は
 ことばの流暢性を維持・向上させるための具体策・ヒント
(徐々にプレッシャーのかかる環境で人と会話をしていく)
 ことについて考えます。
****************

★例えば電話が苦手だったら・・・、
 朝起きてから学校や会社に行く前に、固定電話の受話器や携帯電話を持って電話をかけるシミュレーションをしましょう。
*夜間でもかまいません。吃音仲間がいればかけ合うのも良いと思います。

 かける際は、本番と同じように、自分の名前や会社名からはじめましょう。
実際にかけなくても良いのです。受話器を持って、こちらからかける場合や受ける場合のシミュレーションをするのです。
 特に出にくい名前や会社名は、また調子の悪いときは、つとめて、前回(2月22日)書いた方法で、かなりーオーバーに音を引きながらゆっくりと行なってみてください。
*いろいろな話し方(スピード、息継ぎ、自分なりの工夫)で、試行錯誤しましょう。
*自分の携帯から留守録に設定した自宅の固定電話にかければ、自分で確認ができます。
*つきあってくれる友達(吃音者、非吃音者どちらでも)がいればそれに越したことはありません。グループで行なっている場合は定期的に話し合う場をもつとさらに良いと思います。
*104の電話番号調べを使い、言いにくい会社の番号を聞くのも良いですね。

 毎回練習が終わったら、専用のノートに実施状況と、反省点などを書いておきます。
*小さなノートを買って常に携帯し、自分の言葉の状態、気がついたことなどをメモしておくと良いでしょう。

★休日や平日の夜にどもりなかまで公民館の部屋などを借りてできること
*これが、どもりのセルフヘルプグループの原点ですね。

 このブログに何度も書いていることですが、例えば、サイコドラマをやってみることです。
自分達の苦手な場面、いま困っている場面を部屋で再現してみます。
 あなたが学生で授業の本読みや発表が苦手ならば、メンバーのなかで、先生役、同級生役を決めて、机もそれらしく並べて授業を再現してみます。
同じどもり仲間ですから、大いにおおらかにどもりながらでも、いろいろと試行錯誤できますね。
*グループで行なう場合は気まずくならないように気の合う仲間でルールを決めて、また、進行役を決めて、和気あいあいとした雰囲気で行ないます。
*「私の場合はこうしたらうまくいった!」などの経験談も良い参考になります。
*複数以上のメンバーならば、いろいろな民間矯正所に行ったり、言語聴覚士かかったことのある人もいるでしょう。いろいろと試してみます。

 今回はここまでです。

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