子供の頃からの吃音体験とトラウマ(心的外傷)について(再掲載一部改編:初掲載2008年12月3日)

 子供の頃から(ものごころついた頃から)どもっていて、小学校の低学年くらい(早い場合は幼稚園の頃から)から徐々に意識し始めて、高学年になる頃には悩みに悩んで劣等感の固まりになる・・・・・・
子供のときから、このような典型的などもりをもっている場合には、それもある程度以上の重さのどもり(学校の授業や、友達との会話、電話、家族間の会話で明らかな意思疎通の問題が発生する)を抱えている場合は・・・、その子供が成長していく過程において、実に様々な「逆風」にさらされていくわけです。

 その逆風が自分にとって耐えきれないようなものである場合、
 例えば学校で「何かのリーダーになり(なってしまい)、大勢の前で大きくどもって笑われた」などの象徴的な経験をすると、単なるどもりで恥ずかしいという域を超えて、その後の人生に大きな悪影響を与えてしまうような「トラウマ」となります。

 「逆風」について
 まず、さらされる可能性があるのが家庭内での逆風です。
親御さんが、2~3歳くらいになりどもりだした我が子のしゃべりに違和感を感じて病院(近くの小児科)に連れて行くとしましょう。
多くの場合は、先生から、「そのまま様子を見ましょう、あまり気にさせないように優しく接してください。」くらいのアドバイスです。
 そのままでも、かなりの確率で小学校に入るくらいまでに自然治癒します(といわれています?)が、学校に入るくらいの年齢になっても治癒せずますます重くなってくると、親としてはどう対処したら良いかわからずプチパニック状態に陥る場合もあるでしょう。(無関心よりかはマシですね)

 そこで、ネットで調べてみても優良な情報はきわめて少なく困り果ててしまいます。
 そのようなときに、家庭内が「暖かい雰囲気」ならば良いのですが、家族間でけんかが絶えないトゲトゲした関係だったり、また、おじいちゃんおばあちゃんが中途半端に子育てに介入してくる環境の場合には、どもりで悩み出した子供が自宅のなかでもゆっくりとできなくなります。
 最悪の場合が、親やおじいちゃんおばあちゃんがどもっている我が子や孫に対してしゃべり方を直接に注意する場合です。
「もっとゆっくりしゃべりなさい」などと言い、また、言い直しさせるのは最悪ですね。

 幼稚園や小学校にはいると、子供のつきあいの範囲が急激に広がります。
 いまは少子化が進行し、都市部では近所の子と外で遊ぶなどということは昔話となりました。
幼稚園や小学校に入ると、母親との2者の関係から、いきなり、大勢でのコミュニケーションをしなければならなくなります。幼稚園内や小学校で、授業中や友達と遊んでいるときにどもると、まわりの子供たちはいっせいに笑い出します。
 悪意はない笑いかもしれません。しかし、どもっている当事者からしてみると、この場にとどまることができないほどの恥ずかしい思いをする場合もあります。
 無理してピエロを演じ笑いをとろうとする場合もあるでしょうが、そのようにしている子供の胸中は・・・・・・ですね。
このような人生をその後も長く送っていると、自分ではそれほど意識しなくても、少しずつ、しかし確実に、心の奥底に(劣等感、はずかしさ、過度の緊張などの)負のパワーが蓄積されていきます。

 心の底の負のパワーが増してきて自分のキャパシティーを超えると表面的にも繕うこともできなくなります。
 そうして、学校や会社に行けなくなったり、うつ病などの深刻な心の病気が発症したり、身体に異常がでる場合もあります。

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