吃音も「初期化」できないか?

山中教授のノーベル賞受賞、
政治・経済、教育・・・、あらゆることで負のスパイラルに落ちいっているかに見えるいまの日本において「一筋の光明」でした。うれしい限りです。

新聞やネットで、iPS細胞の素人向きの解説を読んでいて最初に飛び込んできた言葉が「初期化」という言葉です。
パソコンを使っていると「初期化」という言葉はあたりまえにように出てきますが、どもりの世界にも「初期化」という言葉が使えないだろうか?と考えました。

2~3歳頃にはじまることの多いどもり、最初は単純なものですが、成長とともに人間関係が複雑になり、良い面でも悪い面でもいろいろな人から刺激を受けてどもりの症状も進行し複雑化します。
また、どもりの症状の複雑化と相まって心の問題も複雑化します。
どもることによる劣等感、どもることを親に注意されるのではないかという心配、どもることでいじめられるのではないかという心配など、心の問題もますます複雑化し吃音者の心を悩ませ、遂にはうつ病なども心の病になってしまうことすらまれなことではありません。

今回の「吃音の初期化」とは、年齢とともに、また吃音者を取り囲む精神的・経済的な環境が悪いほど複雑化してしまう「どもりの症状と吃音者のメンタル面」を、できるだけどもりはじめた頃に戻すことはできないか?ということなのです。

これらのことは吃音者自身でチェックできると思います

★家庭においてまわりの環境をチェックして、どもりを維持・悪化させている要因を取り除く
●家のなかでいざこざが絶えず心が安まらない
●どもる度に「ゆっくり話しなさい」などと注意され、また、「言い直し」をさせられる
●聞きかじりの情報からとんちんかんなアドバイスをする家族(例、お灸で治る、など)
家族に吃音のことを理解してもらい、せめて、家のなかでは安心して思う存分どもれるようにすることは、「生きやすさ」を高めることになります。また、結果として、どもりの症状の軽減につながるかも知れません。

★学校や職場では、どもりのことを皆から理解してもらい暖かい支援や理解を得られるとは思わないほうが良いでしょう。(むしろ理解者は少数派と覚悟する)
●学校や職場において、授業中や休み時間、会議中や顧客などとの電話中に破壊的にどもったときに笑われたりすることに耐性をつける工夫をする
●学校や職場で、これだけは誰にも負けない、みんなから頼られる認められているという部分を作っていけば、どもることに対する耐性を高める助けになるのではないか。
●本当に耐えがたいようないじめやはずかしめを受けるようなことがあるときは、しっかりと反論抗議ができるように、法律の制度などを調べておくこと
●必要以上に我慢しないで生きやすい環境に自分から移っていくことも視野に入れながら生きていく(転校、転職、など)

★自分のどもりの症状や心の悩みを隠すことなく話せる人を一人以上確保する。
●家族でも、友人でも、セルフヘルプグループの仲間でも良いのです。
●できれば、精神科医や臨床心理士、言語聴覚士などの心や言葉の専門家で信用できる人、なんでも話せる人をみつけてホームドクターにしてください。

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