吃音を原因として自殺しないために!(再掲載一部改編:定期的に掲載)

 首都圏では相変わらず毎日のように鉄道の人身事故が起きています。
 90年代末くらいからは毎日のように起きるので感じなくなっているのかもしれませんが、要するに毎日のように鉄道で人が自殺しているという異常事態が続いているのです。
さらに、以前は少なかった地下鉄での事故も多くなってきているようで、一日に複数の事故があることも多いですね。あきらかに異常事態です。

 この自殺にはいろいろな背景があるでしょうが、そのなかのひとつは、日本が高度成長期の産業構造から成熟した低成長下の産業構造に自らを変えることができなかったことにあるでしょう。
 また、いつまでも二〇世紀型の、かつて日本が成功した産業(自動車、家電など)に頼っていてジリ貧になっていることです。(ソニー、ホンダ、パナソニックこれらはすべて明治生まれの起業家が興したベンチャーですね。すでに過去のものです。)
 一方、アメリカは、車がだめなら、金融、そして、IT産業・・・と、ダイナミックに新しい分野を開拓しています。(それでも苦しそうです。)

 中国、韓国をはじめとする新興国の急激な成長により、日本の「もの作り」が競争力を持たなくなったのです。以前は日本の得意芸だった家電もすでに韓国に抜かれて、さらには中国にも抜かれる勢いです。
 新興国が日本と同じようなもの(いや、それ以上のもの)を作れるようになってきたので、それらの製品の輸出だけに頼って成長してきた日本の企業が、今までのやり方では成り立たないからです。
*20年前のバブル崩壊の頃から産業構造の変換が言われてきましたが、ついに実現できませんでした。

 それでも大企業においては労働者の非正規化でなんとか乗り切って来ましたが(それにより社会不安が増しました)、大企業の下請けである中小零細企業においては経営が成り立たなくなっているのです。

 今までは、ある程度以上の規模の企業では当たり前にもらえていたボーナスが減額されたり支給が停止されてしまい、毎月もらう給与でさえ大幅な減少している例もいくらでもあるでしょう。(リストラされないだけましですね。)
 そのことにより、長期ローンを組んで買ったマンションや家の返済ができなくなり家族が崩壊したり、行き詰まって自殺する例もあります。

 前置きが長かったですが、ここからが本題です。
 このようなきわめて厳しい状況では、ある程度以上の重さのどもりを持っていて日常生活や学校・職場において支障が出ているような吃音者の多くが、心理的に耐え難い状態に陥ったり、さらにはうつ病などの深刻な心の病になっている方も多いと思われます。
 そのような状態に陥っているのにしっかりとした対処をしないでいると、次第に学校や会社に行けなくなり、不登校、出社拒否、そして引きこもりになってしまう可能性があります。
 特にうつ病になると、「死んでしまいたい」と思うようになってきて、発作的に実行してしまうこともまれではありませんので注意が必要です。

 このようなことにならないようにするにはどうすればよいか?
また、自分で陥りつつあると感じたらどうしたら良いのか?
*歯医者に通うような感覚で通ってさえいれば治ってしまうような施設があれば良いのですが、それは夢のような話ですね。(数百年後には実現されるでしょうが、 夢ばかりおっていてもいけませんね、現実的に考えましょう。)

○、なんでも話せる友人(親友)を作りましょう。
 携帯に載っている(見かけ上の)友達の数を増やせということではなくて、家族にも言えないような本当のことを言える友人をひとりでよいので見つけることです。
社交下手で友達なんて作れませんという人は、思いきってセルフヘルプグループに参加しましょう。気の合う仲間ができたら、グループのなかだけでなくて、飲んだり食べたり遊びに行ったりしながらいろいろと本音で話し合いましょう。
同じ悩みを持つ同士で、職場の同僚のようにしがらみはありませんから、すぐ意気投合できますし、気を許せます。
 そのような友達ができるまでは、子供の頃に読んだ偉人伝(の大人向き版)を読んでみるのも良いことです。世の中に名を残している偉人といわれる人は、とてつもない苦労していることがわかり勇気がわいてきます。

○、専門家を頼りましょう。
 何度か書いていますが、精神科医はどもりのカウンセリング訓練などは受けていませんし、ことばの専門家であるはずの「言語聴覚士」も残念ながらほぼ同じです。
ですが、彼らは「心の専門家」や「言語障害の専門家」ですので、
「どもってこんなふうに困っている」などと詳しく説明すれば、専門家としてのできるだけの援助をしてくれる力強い味方となります。どもってうまく説明できそうでなかったら、文章の形にして先生に読んでもらえば良いですね。
*、精神科医や心理カウンセラーにかかる場合は特に、先生がひとりの個人病院ではなくて、複数いてチェンジが可能な中規模以上の病院が良いですよ。

○、定期的に体を動かしましょう。
 たとえ、失業中でも浪人中でも、散歩で良いから毎日太陽の光を浴びながら歩くことです。
引きこもりがちですと外出することが億劫になりますが、勇気をちょっとだして玄関から出ましょう。
 体を動かすことと太陽の光を浴びることは、うつ病になるのを防ぐし、たとえなったとしても治りを早めます。
そして、いまの自分で出来ることから徐々に実行していきましょう。ものごとは急には進みませんが確実にかわってきます。

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