吃音者の就職:「話せる学生を企業は求める(日経HPより)」を読んで

一昨日(7月16日)の日本経済新聞のホームページに載った記事です。(抜粋です)
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日本経済新聞社がまとめた「人事トップが求める新卒イメージ調査」では、採用したい大学新卒者の人材像の具体的な項目で「コミュニケーション能力」が全体の59.6%を占め1位となった。
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どもりで大卒後すぐに就職できず(せず)、約2年の引きこもりの後にハローワークで営業の仕事を見つけてサラリーマンをした経験を持つ自分としては、この記事は、「あたりまえだな」と思うと同時に、イヤというほど経験したどもりによる仕事上の苦労がフラッシュバックしてきます。
また、いまのような厳しい経済状況下では、ある程度より重いどもりを持つ人は、私の時よりもさらに大きな試練に直面していることを心配しています。

記事はさらに、
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就職・採用活動の最終段階である面接で重視するポイントについても3つまで尋ねたところ、「質問に対する的確な答え」が80.1%と最も多かった。面接での受け答えを通じて、求める人材像の1位のコミュニケーション能力などが備わっているかを見極めているようだ。
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これは、会社組織で仕事をする人間としてはあたりまえに要求されることでしょう。厳しい経済状況のなかで限られた顧客を取り合っている現状では、顧客にいかにアピールして自社の製品を買ってもらえるようにするかということが勝負になってきます。

★日常会話、授業中の発表、仕事上のトークに明らかな支障が出るくらいのどもりを持つ人はどうすれば良いのか?
★たとえ客観的な症状は軽くても、どもることで悩んでうつ状態になり勉強や仕事が手に着かないような、いわば「隠れ吃音」の場合はどうなのか?

どちらも特効薬はありません。
民間のどもり矯正所や言語聴覚士から受ける言語療法、例えば、ことばを全体的にゆっくりとしゃべる、ことばを引き気味に発する(ボークは、スーズキデス)、小さな声でささやくように話し始める・・・等々、いろいろとありますが、ビジネスの世界ではほとんど通用しません。
例えば小さな声で話し始めて、お客様から「何・・・」と不機嫌な声で聞き返されたときには余計どもってしまうでしょう。

いつもこのブログで書いているように、
セルフヘルプグループの仲間のなかで特に気の合うメンバーで公民館などに部屋を借りて、その部屋のなかに学校や会社を再現し、シミュレーション(サイコドラマ)をしてみる。
どもりのためにうつ状態になっている、または、なりそうだという場合には、早めに精神・神経科医にかかる
など、柔軟に対処していく必要があります。

キーワードは「孤独にならないこと」です。
信頼できる人をひとりで良いので作り、落ち着いて対処していきましょう。

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