自分の名前が言えない!(再掲載一部改編2004年9月17日)

 私は腰痛持ちで、一時は駅の階段を上がれないくらい重症化し大変だったのですが、会社の先輩の紹介で良いカイロプラクティックの先生に出会い良くなりました。(20年近く前の話です)
いまでも年に2度くらいはチェックを兼ねてかかります。
 最近、そのカイロに予約のための電話をしましたが、最初に言うべき自分の名前が出ず大どもりをしばらくぶりにしました。
 そこでこのブログのごく初期に書いたものを一部修正して再掲載します。
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 電話をするときに自分の名前を言う、ファミレスが込んでいて順番待ちのために名前を言う、自己紹介の時に名前を言うなど、どもらない人にとってはごく日常に当たり前に行なっていることが(ある程度以上の重さの)吃音者にとっては「地獄」なのです。

 自分の名前が言えないんです。
就職試験の面接であがってしまい名前すらうまくいえなかったなどということはよくあることですが、吃音者は日常的に自分の名前が言えない、言いづらい、なかなか出てこない、人が多いんです。トホホ・・・。

 そこで、これは心の問題ということを考えて、精神科医にかかったり、禅を組み、その他難行苦行、大変なんです。
 それでもなんとか会社に入った(てしまった?)人は自分の名前や会社名を言わないわけにはいかず、人生極まったところから急に言えるようになる人もいれば、同様の経験を経ても相変わらず言えない(なかなかスムースに出てこない)人など本当にさまざまです。

 こんな経験を経て吃音がきわめて軽くなった(治った?)人が「治った」ということで、吃音者の会合などで後輩に精神論を説き始めるとします。
 その彼が自信を持って中小企業などに転職したとします。
 今までは名前の通った会社でしたので(今になって考えれば)営業も楽でした、でも、名前も知られていない中小企業の一営業マンとして新規開拓などハードな仕事をしていると、治ったと思っていた吃音が、いつの間にか重症の形でよみがえってきます。これが吃音の一断面です。(実はこれは私の経験です)

 皆さんの身近にいるとても雄弁な人(決して吃音とは思えない)のなかに、名前だけは絶対にどもって言えない、正確に言えばブロック症状と言って、言おうとすると口がこわばって自分の名前がまったく出てこないか「すすすす鈴木です」と繰り返してしまう人がいませんか?彼らは実は死にたいくらい吃音に悩んでいるかもしれません。

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