吃音を原因として引きこもっている方へ

吃音者のなかで、どもりを原因として引きこもっている方はかなりの数いらっしゃるのではないかと思います。(私もそのひとりでした)
*引きこもりの正確な人数すら把握できていないのに、どもりで引きこもっている方の人数は分かるはずがありませんね。

さて、引きこもりといっても実にいろいろな原因で(多くは複合的な原因からでしょう)始まっていて、部屋のなかに籠城して一歩も外に出ないというハードなものから、部屋を生活の拠点として食事時はリビングで、近所に買い物くらいには出かけるというソフトなものまでいろいろだと思います。

ここではどもりを原因として・・・
★学校に行けなくなっている引きこもり
★会社に行けなくなっている(就職活動ができなくなっている)引きこもり
について考えます。

どちらも原因ははっきりしています。「どもり」ですね。
しかし、どもりを原因として始まった引きこもりも時間がたつにつれて、他の問題もいろいろと出てきてしまい、それが引きこもりを長期化させたり深刻なものとなる要因となってしまいます。

例えば
★引きこもりが長引くことにより同居の家族との軋轢が絶えず起きるようになる。→唯一のくつろげる場である家庭ですら居づらくなってくるが他に行くところもなく、結果として自分の部屋から出てこないようなハードな引きこもりに移行してしまう心配。
★長期間引きこもることによりキャリアに空白ができて就職がさらに不利になる。→勇気を出して就職活動をはじめてみてもキャリアの空白を指摘されて余計自信をなくしてしまい、就職(活動)を続ける気力をなくしてしまう。

それでは吃音を原因とした引きこもりから抜け出すにはどうしたら良いのでしょうか?
いちばんの原因がどもりですから、「どもりそのものにどのように取組んでいくか?」を考えます。
そして、「付随して出てきている問題(前述した問題、家庭内の人間関係の悪化など)をどのように解決していくか?」も考える必要があります。

何よりもまず、家族側から、
「いままで苦労して大変だったね。なのに、きちんと分かってあげられなかった、分かる努力をしなかった」と何回も詫びることが必要でしょう。
このときに、「これくらいの問題で悩んでいるとは甘すぎる・・・」などと言ってしまっては最悪の結果となります。

そして家族で冷静に話せるような状況になってきたら、どもりの悩みを軽くするために例えば精神科医にかかる、言語聴覚士を探す、近くのどもりのセルフヘルプグループを探して参加してみる、という動きが良いと思います。

その際に必要なことは、家族だけで解決しようとせずに必ず第三者を介入させることです。
精神科医などの専門家、信頼できる親戚、もしも吃音を持っている本人に信頼できる友人がいればその人などが良いです。
ものごとは急には動きません。何週間、何ヶ月くらいの単位でゆっくりと取組むつもりでいると良いと思います。

そして、
★学校に通う年齢帯ならば、いままでの学校に戻るのが良いのか?、いままでの学校は辞めて他の施設に移るのが良いのか?考えます。
★卒業後ならば、いきなり就職は無理だったら専門学校に通ってみる、ボランティア活動で感謝される体験をする、簡単なアルバイトをする・・・などと、徐々に階段を上るように進めていけば良いと思います。

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