吃音でギリギリまで追い込まれている方へ(再掲載一部改編:2012年4月20日)

6月になりました。
新入生、進入社員の皆さんは新しい環境に慣れてきましたか?
4月に書いたものですが一部直して再掲載します。

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「世の中は新年度の雰囲気でちょっと華やいでいるのに自分の気持ちはどん底、自分がみじめに思えてくる。」こんな想いの吃音者は多いことでしょう。(2012年4月時点)

私も、かつてどもりで大卒後も就職できず(せずに)に引きこもってしまったときには、今ごろの時期、芽吹きはじめた草木の鮮やかな色を自宅の窓から見る度に気持ちは落ち込み、恨めしい気持ちにさえなりました。
そのような立場にある方のために、また、そういう状況に陥らないためにこれからいくつか書いてみます。
*いまの自分の状態を極端に悲観すること、また、根拠のない楽観、どちらも危険です。悩んでいるときに部屋にばかり閉じこもっているとろくなことを考えません。無理をしてでも朝日を浴びて、散歩などで体を動かしましょう。それもなかなかできないようならば、信頼できる人に一緒について行ってもらってでも精神科・神経科の医者にかかり、パニックに陥らないように危機管理をしてください。

★自分を守る
ズバリ「自己チュー」に考えましょう。
思いっきり「自己チュー」にしたつもりでも、傍から見ればまだまだ自己チュー度が足りないくらいではないでしょうか。
「人生は自分のもの」です。
家族も含めて、いろいろと勝手なことを言ってくる人は多いのですが、人の意見やアドバイスを聞きまくって振り回されてみたところで、多くの場合、良い方向には進みません。
そもそも自分の人生は最終的には誰も保証してくれません。ここまできて他人の目を気にしていても仕方がありません。人生は自分で作り上げていくのが大原則です。
ただし、ここで言う「自己チュー」は独りよがりではありません。
いまはネットという便利な媒体がありますので、自宅にいながらもいろいろな人や組織とつながることができます。正確な情報を幅広く得て、自分が幸せになるように少しずつ行動を開始して頑張りましょう。

●こどもの場合は
親の保護下にあるので自分で決めることができる範囲が限られてきますが、もしも自分の親が頼りにならない(どもりの悩みに無関心か、むしろ攻撃的でさえある)のでしたら、公的機関(市役所、保健所、いのちの電話などアクセス手段はいろいろあります)に相談してでも自分を守りましょう。
「ほとんどの親はこどもを愛していて慈しみ育てている・・・」と言いたいところですが、現実は、実に悲しいことですが、結構違います。

▲専門家をうまく利用すること (どこに相談して良いか分からなかったら、県ごとにある「精神保健福祉センター」に相談しましょう。ネットで調べればすぐわかります。)
いつも書いていますが、心の病気の専門家である精神科医や臨床心理士、臨床発達心理士、ことばの病気の専門家である言語聴覚士の上手に利用することです。
彼らは(残念ながら)どもりについて詳しくないのですが、こちらから「自分がどもることによりこのように深く悩んでいる・落ち込んでいる」などと詳しく説明すれば、精神科医ならば心の面からサポートしてくれるでしょうし、言語聴覚士ならばことばの面からできる限りの援助をしてくれるでしょう。
その際に自分のことを説明するときに、どもってしまいうまく話せなかったら、あらかじめ文書にして持っていけば良いと思います。
*小・中学校の「ことばの教室」に通っている場合ですが、先生から十分な指導が受けられていますか? 先生は信頼できますか?
もしもそうでなかったら(自分でそう感じたら)我慢せずに、(自分では言えないでしょうから)親を通じて学校や教育委員会に意見を言いましょう。これも自分を守るためです。(親がしてくれなかったらこどもでも自分で頑張りましょう。)

♥仲間を作る
自分のどもり悩みをすべて打ち明けられる友人(親友)をひとりで良いので作りましょう。人生の宝になります。
ネット上の友達も必要かもしれませんが、100人のネット友達よりも直接会ってなんでも話せるひとりの親友の方が遙かに大切です。
また、気のあうどもり仲間で集まって小さなセルフヘルプグループを作って活動すると効果抜群です。
といっても友達は急にはできないしどうやってみつけたら良いかわからないでしょうから、近くにある「どもりのセルフヘルプグループ」を探して顔を出してみましょう。

*90年代の前半くらいまでは、どもりに悩んだ人は、(小さな教室に集まって言葉の練習をする)民間の無資格どもり矯正所に通ったものです。そこで同じ悩みを持つ仲間をみつけました。いまでは、そのような矯正所自体がなくなっているでしょうが、たとえどこかにあったとしても費用が高く、もちろん効果の点からも、お勧めしません。
いまネット上で検索できるような矯正所(のようなもの)は、効果もともかくマンツーマンか、大勢で集まるとしてもそこで出会った仲間同志で集まっていろいろと自由に活動できるようなシステムになっていませんので、かつての矯正所の唯一の利点であった「友人をみつける」「そして、自由に活動する」ということができないか、できにくくなっています。
ですから、どもりのセルフヘルプグループを探して参加しましょう。

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