吃音は、「環境」によって大きく違ってきます

どもり(の問題を)考えるときに重要なのは、どちらの方向から見るか?ということを考えることが大切です。

小学校で授業中に発言することが怖いという、日常生活でも目立つくらいのどもりを持った、いま、悩んでいる少年少女の観点
就職を控えた学生で、友達に電話をかけるのもやっとというくらいのどもりを持った人の観点
比較的軽いどもりの大企業の営業マンが大きな会議を控えて悩んでいる観点、
また、彼が、治っていたどもりが急に悪化して日常業務に支障が出始めたころの観点
零細企業でひとりしかいない営業マンとして悩んでいる観点
市役所で駆け出しの公務員(一般行政職)として電話や顧客対応で悩んでいる観点
地方(田舎)の役所で悩んでいる観点
福祉関係の職業(たとえば老人介護職)として悩んでいる観点

吃音者が100人いれば、100通りの悩みがあるといって良いのではないでしょうか?

そして、それは、本人の悩みというよりも、周りの環境によるところが大きいのです。
10年前20年前とは、職場環境、学校の環境が大きく違うことも考える必要があります。
たとえばその学校やその職場で仕事をするのに必要とされるコミュニケーションのスキル、もっとはっきり言えば「そこではどれくらいの言葉のなめらかさがないとその職場では通用しないのか?」ということなのです。

この問題を突き詰めて考えないで精神論を語ってみても、アドバイスをする方としては人助けをしたような気持ちになり満足かもしれませんが、アドバイスされる方は良い迷惑であることが案外多いのです。

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