希望するすべての吃音児・者(小学生・中学生)は、「ことばの教室」でのサポートをきちんと受けられているのか?(再掲載:2009年3月)

 2~3歳くらいに始まることが多いどもりですが、小学校に入ると受けることができるとされている「ことばの教室」(今は通級による特別支援教室・授業)を、吃音児が適切に受けることができているのでしょうか?

そして、その際に重要なのは、一部の学校や一部の先生が優秀であったり熱心に取り組んでいるなどというのではダメで、日本中どこに住んでいても一定レベル以上の質と量のサービスが受けられる必要があります。
(要するに、「お役所仕事」になってはいませんか?ということなのです。民間企業でしたら残業してでも顧客のためにできる限りのことをしますね。)

 どうして「ことばの教室」にこだわるかと言えば、どもりだしてからあまり時が経過しないうちに適切なカウンセリングや治療、または、家族へのカウンセリングや指導を行なった方が良い方向に向かうことが多いと思われるからです。本来は街なかにどもり(子供~大人)に詳しい言語聴覚士が開業していて気軽に治療や相談を受けられるべきですが、そのようの状態には、まったく、なっていませんので、ことばの教室に頼るしかありません。
(どもりに限らず、人生すべからく、問題が発生したときには早めに適切に対処することが良い結果をもたらします。)

 しかし、実際には、
○、どもりを持っている子供本人が、親兄弟・先生などに自分のどもり(症状・どもりによる心の悩み)を隠そうとすることが多いために、親や先生に悩んでいる事実が伝わらずに「ことばの教室」を紹介してもらえない。
(自分のどもりを隠そうとする背景には、社会や家族間で「どもりはいけない」「自分の子供がどもっていることを隠したい」ということがあり、子供の心を不用意に傷つけている場合がある。)

○、担任の先生の吃音に対する知識や関心がないか乏しいために、教え子がどもりで悩んでいることが理解できず具体的に対応しない(できない)。 さらに、子供のどもりをからかう先生もいることがある。(学校でのいじめが表面化したときに、先生もそのイジメに加わっていた、ということが報道されることがありますね。)

○、ことばの教室には通えているが、専門家(言語聴覚士、臨床心理士、精神科医、臨床発達心理士、等)ではない普通の先生が受け持っていて効果的な指導が受けられていない(というか、的外れな指導をしている)。
または、LDなど、最近にわかに注目されてきた他の障害を持つ子供とごちゃ混ぜで指導していて、それらの子供に対する対応におわれている。(先生の忙しさ)

○、どもりをはじめ、LDなどのいろいろな障害に対応する通級教室が、小中学校の総数から見て少なすぎる。これは明らかに政策上の問題である。 (自治体による格差も大きいようです。)

 要するに根本的に考えなおす必要があるのです。
いつまでも、20年前30年前と比べても「結果として」ほとんど変わっていない、などとぼやいている場合ではありません。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中