思春期以降に自分の「吃音」をきちんと受け止められるようになること(再掲載一部改編:2007年3月)

 日常生活や学校生活に明らかに支障が生じ、心の健康にも影響が出る可能性があるくらいの重さのどもりを持ったまま思春期を迎えた子供は、それは大変です。
 彼らは、勉強、プラス、どもりと、それによって起こるかもしれない「いじめ」などの心配をしていなければならないのです。
もしも、こころからくつろぐ場であるべき家庭内にイザコザがある場合でしたら本当にきつい人生ですね。(実は、こんなケースが多いのです)

 家族や同級生など、まわりの人々の理解がそれなりにあり、陰湿ないじめなどがない場合は、どもることで重いうつ病などの深刻な事態には陥る可能性は少なくなるでしょうが、それでも、大人になり社会に出る段階で、理解者のいない野に放たれることになります。

 たとえば、学校を卒業しいわゆる「コネ」で就職まではできたとしても、企業に入ってしまえば電話も当たり前のようにしなければなりませんね。(どもることを考慮してもらい、しゃべらなくても良いか、しゃべることが仕事に占める比率が極めて低い仕事についた場合、または、仕事の流れに支障が出ても、あえてどもりながらを認めてくれる職場があれば別問題ですが・・・)

 ここで初めて、耐え切れないほどの苦痛と挫折感を味わう人も出てくるでしょう。

 思春期くらいまでは、どもることにあえて触れずに気を使ってくれる人の存在と環境が必要でしょうが、思春期以降になれば自分のどもりの症状を冷静に見つめることができ、そのうえで、将来の進路(進学、仕事)にどもりがどの程度影響するかを冷静に判断できることと、様々な出来事に柔軟に対応できる心が必要になってきます。
 冷静な判断のもとに人生設計ができる心を育てておかないと、結果として耐え切れないほどのつらい経験をすることになる危険性が増します。

 現実にどもる自分を冷静に見つめることができて、プラクティカルな対策をたてていけるようになるためには、必要なときに気軽に相談にいける(サポートしてくれる)ホームドクターのような(高度に訓練された)カウンセラー(言語聴覚士、精神科医、臨床心理士など)が、これからは是非必要です。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中