吃音へのこだわりについて

 今回は、
よく、「どもりにこだわらない生き方」が言われることがありますが、
 ことばの障害は、人が起きている時間(場合によっては夢のなかまで)は常に意識する(させられる)ものですから、無理をしてまで「こだわらない」ようにするのではなくて、むしろ、こだわるとき(こだわらずにはいられないとき)には徹底的にこだわるべき、というテーマです。
(それが、結果として「こだわらない生き方」につながっていくのでは・・ということです。)

 日常生活に影響が出るくらいのどもりをもっている場合は、朝起きてすぐの家族との会話から、学校や職場での会話、発表、交渉、そして、帰宅して寝るまでに、口からことばを発するたびに、また、発しようとする前に、どもってしまうのではないかという恐怖心が浮かびます。
 結果として、思っていたとおりに、場合によってはそれ以上にどもってしまうという悪循環がより重い方向へ、心理的に重いものへと変えていきます。

 2歳~3歳ころに発症することが多い吃音。
幼稚園、小学校、中学校・・・と、どもりでないクラスメートや先生に囲まれながら継続的に自分のどもりを披露し続けるこの苦しさや敗北感は、どもらない人にはとうてい理解できないものでしょう。 (どもりの重さの違いにより「本人の感じ方」も大きく変わってくると思います。)

 子供の頃からそういう毎日を繰り返していることの心への悪影響は、心の専門家ではなくても容易に想像できるものです。

 そういう経験をしている人たちに対して、世の中で流布されている様々な心理的な療法はどれほど効果があるのかと言うと、私は大きな疑問を持ちます。
 また、本来は効果的な方法なのに、きちんと教育され臨床経験を積んだ専門家にかかっていないために、効果がないどころかかえって悪影響が出ることも充分に考えられます。(そういう専門家がはたして日本にいるかどうか?、いたとしても身近にいて継続的に低料金でかかることができるか?、も大きな疑問です。

 どもりで悩んでいる人が、その重さの違い、経済的・心理的なバックグラウンドの違い、人生観のちがい、により、「自分のこだわり」を素直にぶつけて人生を良い方向に持って行くことができるシステムを作りましょう。

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吃音へのこだわりについて」への2件のフィードバック

  1. メリークリスマスですね。
    こちら東京付近でも急に寒くなってきました。
    クリスマスでも、正月でも、バレンタインでも、とりあえず盛り上がるのは良いと思います。こんな世の中だから・・・
    ケーキを売っているバイトらしき女の子がサンタさんの服?を着ているとなんか華やかで良いですね。
    健康に気をつけて良い年末年始をお過ごしください。

  2. メリークリスマス~。
    下向いていても、何かが変わるわけでもなし、だったら前向いていた方がいいんじゃないか。
    そんな風に考えています。
    せっかくもらった命、精一杯生きないと。

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