吃音は百人百様、対処法も百通りです。吃音経験は受け継がれません(その3)

吃音を決めつけないこと

いろいろなバックグラウンドのなかで、いろいろな症状や重さのどもりを持っている子供から大人に対して、
相談にのる側(例えば、セルフヘルプグループの仲間、小中高校の先生、臨床心理士、言語聴覚士)は、決めつけるような話をしてはいけません。
特に子供に対しては、生き方の選択を迫るような話し方や指導はいけません。

毎日の学校生活のなかで数限りなくつらい思いをしている彼らが「どもりを治したい」と思うのはごくごく自然です。
そんな彼らに「どもってもいいよ」と説いたとしても、「もちろん」大人の話はその場ではそれなりの説得力があり「そうかな!」と思い同意するかもしれませんが、
また日々の生活に戻ればいままでと変わらない毎日の繰り返しです。

「治したい」という当たり前の気持ちを否定せず大切にしてあげて、つかず離れずの距離で彼らと話せる場所を作り、彼らの悩みをひたすら傾聴する。
そのなかで、場合によっては、治したい軽くしたいという彼らの希望があれば、いまできる限りの言語訓練やカウンセリングをする。
家庭(多くは親)の態度に問題がある場合には、親に対する指導を強力にすすめる。

そんなロングレンジの時間の流れのなかで、それなりに症状が軽くなってくる子もいれば、いままでと変わらない子もいる。
症状はそのままだが心の面でだいぶ楽になってくる子もいる。
家庭内のいざこざから、かえって悪化する子もいる。いろいろと違いが出てくるでしょう。

そういう、少し長い時間の流れのなかをできるだけ寄り添って、それもしつこくなく彼らが必要とするときにいつでも通える環境にサポートする側がいて見守る。
こんなのが良いのではないでしょうか。
彼ら自身が自分の生きている環境で彼らなりの答えを出すのを見守り手伝うのです。

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