吃音者のみがわかる感覚・心持ち(再掲載一部改編:2009/07/31)

 先日、同居している母への電話をとったときに、母は入浴中だったので、「母はお風呂に入ってますのでまた後で電話させます」の最初の「お」が出ないことがあり、しばらく「えーと、えーと・・・」の繰り返し(つまり難発性のどもり)になりました。
*、しばらく言えないでいたら、向こうから「お風呂ですね」と言ってくれたので助かりました。
*、「電話には出ない、呼び出し音が鳴っても電話はとらない。」という方も相当数いらっしゃるでしょう。私も子供の頃から思春期後半までは、ほとんど家の電話をとることはありませんでした。この辺りのことも「重さの違い」「家族の理解度の違い」で大きく変わってきます。

 ちょっとしばらくぶりのはっきりとした「どもりの感覚」でしたたので、いろいろと感じることがありました。

 それは、過去の(特に子供の頃から思春期後期、就職くらいまでの)どもりによるつらい出来事がフラッシュバックしたことと、
 それでは、「私よりも重い吃音者が社会人になってからも重い症状をもっているとして、どんな生き様をされているのだろう?」と考えてしまいました。

 私は、セルフヘルプグループの目的のなかで重要なことは、
 同じどもりでも「ごく軽い人からかなり重い人までいろいろな症状の方が」、
 また、「いろいろな事情を背景にもっておられる方が」、
 一堂に会して自由闊達に話し合い交流し、そのなかから、それぞれの立場で何かをつかみ取っていくということではないかと思っています。

 ですから、グループのなかでもそのなかに
「なんとか治したい、改善したいとトライするグループ」、
「ただ、定期的に集まって大いにどもりながら大騒ぎして発散するグループ」、
「専門書を研究したり国内外の専門家と連絡を取り合って最新情報を仕入れるようなグループ」などに分かれていても良いのではないかと思います。

 それでも、定期的に全体で集まって自由闊達に話し合い、自分たちの共通点を見いだしたり違う点を感じたりするものとても重要なことだと思うのです。

 そんなフレキシブルな運営ができれば、さらに、いろいろな可能性が出てくると思います。
そして、そのようになるためには、グループ全体の責任者の力量(柔軟性、リーダーシップ、思いやり)が必要になってきます。

 また、 責任者も、ひとりが長くやらずに定期的に変わることも必要ですね。
ある年には若くてごく軽い方が責任者になる。また違う年はベテランのかなり重い方が責任者になる、
その他、フリーターの方がなったり、民間会社のサラリーマン、公務員の方がなったりと変えていく必要があります。

 そういう柔軟性のなかから良い方向性が出てくるのではないかと思います。

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