吃音を原因として自殺しないために!(再掲載一部改編:2009/12/02)

 年度末という「変化の季節」であることと、春という精神的にも不安定になる時期なので、再掲載ですが「吃音と自殺」という内容です。ハードなテーマです。
(私もかつて、大学卒後どもりを原因として就職できず、敗北感いっぱいの心で今の季節を迎えていました。)

 ホットなニュースで言えば、愛子様が学習院の初等科でいじめを受けていて登校できなくなっている、とのこと。
障害がない子供に対して名門の私立でもそうなのだから(だからこそ陰湿かも??)、普通の学校で、ある程度より重いどもりや、他のいろいろな障害を持っている子供に対するいじめはどうなのか?心配されますね。

 さて、首都圏の電車では相変わらず毎日のように人身事故が起きています。
 90年代末くらいからは当たり前のように起きるので感じなくなっているのかもしれませんが、要するに毎日のように鉄道で人が自殺しているという異常事態が続いているのです。
 さらに、以前は少なかった地下鉄での事故も多くなってきているようで、一日に複数の事故があることも多いですね。
 あきらかに異常事態です。

 この自殺の背景は専門家の分析を待つまでもなく、日本が高度成長期の産業構造から成熟した低成長下の産業構造に自らを変えることができなかったことにあるでしょう。
中国をはじめとする新興国の急激な成長により、日本の「もの作り(特に中小企業)」が価格的に競争力を持たなくなり、輸出だけに頼って成長してきた日本の企業がもはや成り立たない状態だからです。
 大企業においては労働者の非正規化でなんとか乗り切って来ましたが(それにより社会不安が増しました)、中小零細企業においては経営が成り立たなくなっているのです。
 今まではある程度以上の規模の企業では当たり前にもらえていたボーナスが大幅に減額されたり、支給が停止されてしまい、毎月もらう給与でさえ大幅な減少している例もいくらでもあるでしょう。(リストラされないだけましですね。)
 そのことにより、長期ローンを組んで買ったマンションや家の返済ができなくなり家族が崩壊したり、行き詰まって自殺する例もあるでしょう。

 こんなきわめて厳しい世の中では、今まで以上に・・・・・ある程度以上の重さのどもりを持っていて日常生活や学校・職場において明らかに支障が出ているような場合には、心理的に耐え難い状態に陥りにうつ状態になっている方も多いと思われます。

 そのままでしっかりとした対処をしないでいると、次第に学校や会社に行きたくなくなり(行けなくなり)、不登校、出社拒否、そして引きこもりになってしまう可能性があります。
うつ病になると、「死んでしまいたい」と思うようになってきて、発作的に実行してしまうこともまれではありませんので注意が必要です。

 こんなことにならないようにするにはどうすればよいか?(本当は、普段、歯医者に通うような気軽な感覚で定期的に通ってさえいればどもりが治ってしまうような施設があれば良いのですが。27世紀くらいにはなんとかなるかもしれませんね。)

 そんな、夢ばかりおっていてもいけませんね、現実的に考えましょう。

○、なんでも話せる友人(親友)を作りましょう。
 携帯に載っている(見かけ上の)友達の数を増やせということではなくて、家族にも言えないような本当のことを言える友人をひとりでよいので見つけることです。
社交下手で友達なんて作れませんという人は、思いきってセルフヘルプグループに参加しましょう。
気の合う仲間ができたらグループの会合の中だけでなくて、飲んだり食べたり遊びに行ったりしながらいろいろと話し合いましょう。
 同じ悩みを持つ同士ですから意気投合はしやすいし、職場の同僚のようにしがらみはありませんので気を許せますね。
 友達ができるまでは本を読みましょう。子供の頃に読んだ偉人伝を読み返してみると、みんな苦労していることがわかり勇気がわいてきます。

○、専門家に頼りましょう。
 何度か書いていますが、精神科医はどもりのカウンセリング訓練などは受けていません(専門家であるはずの「言語聴覚士」も残念ながらほぼ同様です)。
ですが、彼らは「心の専門家」や「言語障害の専門家」ですので、「どもって、悩んで、こんな風に困っている」などと詳しく説明すれば、心の専門家や言葉の専門家としてのできるだけの援助をしてくれる力強い味方となります。
どもってうまく説明できそうでなかったら、文章の形にして持っていて先生に読んでもらえば良いですね。
*、先生がひとりの個人病院ではなくて、複数いてチェンジが可能な中規模以上の病院が良いですよ。

○、体を動かす
 たとえ、失業中でも、浪人中でも、散歩でも良いから毎日太陽の光を浴びながら歩くことです。
引きこもりがちですと外出することが億劫になりますが、勇気をちょっとだして玄関から出ましょう。
体を動かすことと太陽の光を浴びることは、うつ病になるのを防ぐし、たとえなったとしても治りを早めます。

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