吃音に悩む少年少女が、学校帰りや休日に気軽に相談できるプロの専門家(ST、カウンセラーなど)の養成を!

(一般には2歳~3歳の)子供の頃からどもり始めたある程度以上の重さのどもりを持つ子供にとってのいちばん辛い時期は、人生の基礎工事段階である小学生~高校生くらいまでの「ホットな時期」でしょう。

 障害のない健康な子供にとっても受験や進路選択などで、ある意味「辛い時期」であるこの頃に、
授業のたびに「いつ先生に指名されるか」とビクビクしながら学校生活を送っているということは、人生を生きるための「リソース」を無駄に費やしているように思えてなりません。(自分のことで考えてみると、そのようなこと「客観視するということ」を考える余裕もありませんでしたが・・・・)

よく、「大人になると軽くなる、治る」・・・などと、漠然と言われます。

 私も、そう(軽くなった)なのですが、その背景には、子供の頃よりもダイナミックに人生が変化しなくなったことや、大変な苦労の末に自分の苦手なことを避ける術を身につけてきた、ずるがしこくなってきた・・・・ということがあるのでしょう。(注:私は子供の頃から常に猛烈にどもっているような重さの吃音児ではありませんでした。重さによって、また他の事情で、大人になっても、どもりの重さに変化がない方はいくらでもいらっしゃいます。)

 しかし、そのあたりの事情がここ10年くらいで大きく変わりました。
かつての日本(90年代初めくらい)は「腐っても鯛」。
世界第二の経済大国で、贅沢を言わなければ、特別なスキルを持っていなくても、まあ、人並みの生活というか、最低限の文化的生活はできていましたね。正社員にもなれましたし。一億総中流、と言われた所以です。

 しかし、現在、様相は一変しました。
正社員にはなかなかなれず。たとえ、幸運になれたとしても、現在いる会社をやめて転職する(できた)ときには、冗談かよ、と言うくらいの給料の求人しかありません。
 私のように、大学を出たあとに何年かブランクがあってからの就職など絶望に近いのではないでしょうか?

  いろいろと苦労したあげくに、なんとか就職もできて心も多少落ち着いてくる、
そして、社会のなかで(職場で)で試行錯誤を繰り返しながら自信をつけたり、また落胆したり・・・・・、これが人生経験ですね。
 結果として、それなりに自分の足で生きていく地盤を固めていくのです。

 しかし、今はそれが極めてできにくい。
いつまでたっても、アルバイトや契約社員で低い給与。不安と苦労ばかりで心が落ち着かない。
これでは、自分の生き方が定まってきませんし、どもりの症状にも良い影響が出るはずはありませんね。

 以上のような現実を踏まえると、現実を生き抜くためには、・・・・
 どもりの子供を持つ親は「自分のどもりを客観視できるような子供になるよう」な育て方をする必要があるでしょう。
自分のどもりについて、過度な期待も、必要以上の劣等感も持たないように育てる必要があります。

 また、「軽いどもり」、「重いどもり」、それぞれについて対処方針が違いますから、その子の将来を見据えた子育てをしていく必要があります。親が「どもりはかならず治るもの」と決めつけて対処することにより、かえって小さな子どもの心を傷つけたり、追い込んだりしないように注意する必要があります。

 と言っても家庭内だけでは対処しきれません。
この不景気はまだ何年も続くでしょうから、親は金を稼ぐことで精一杯でしょう。

 ですから、
 国家資格化した「言語聴覚士」はじめ、精神科医、臨床心理士、臨床発達心理士などの言葉の専門家心の専門家が、高度に「協働」して、プラクティカルな対応が出来るようにすること。
 学校帰りの子どもが歯医者さんにでも通うような気持ちで気軽に通えるような「言葉のクリニック」を作ること。
 また、小学校、中学校に配置されている「言葉の教室」を全面的に見直して、言葉の専門家や心の専門家が運営するような土曜休日夜間も開いているような本格的なシステムに変えて行く必要があります。(たいして、お金もかかりません)

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