ドイツの吃音事情の一端を知るドキュメンタリー番組 その2

 もう一度、見直してみました。
 今回の放送は再放送でこれ以上は電波にはのらないと思いますので、興味のある方「NHKアーカイブス」ならば見られるかもしれませんね。調べてみてください。
 NHK教育TV、2009年12月17日木曜日、19時40分からの15分番組、
 番組名「カラフル」-僕のいうことを聞いて-
 
 このドイツでの「どもりを治すセミナー」は10日間で、子供から大学生・社会人風の男女が自然環境の良い研修施設で女性の先生とともに「どもりを治す訓練?」をしている様子がメインの番組内容です。
 公的な組織が運営しているのか、日本のような民間の無資格施設なのかはわかりません。
 
 訓練の内容は、
先生が人体標本を見せながら「吃音は横隔膜の震えだから、これをうまくコントロールすればよい」という明快??な説明。

 主人公の少年がいまいち乗り気でないと「あなたは本当に治す気があるの?」と厳しい叱咤激励が先生から飛ぶ。

家族もこのセミナーに期待している様子で「結果だ出たら好きなバイクを買ってあげる」と少年に言っている。
(もちろん、治ってほしいという親心から出ている言葉だと思いますが)
 こんな内容でした。
 
 感想を書こうと思っていましたが、・・・・
 日本でも、日常生活や仕事に明らかな障害があるような(つまり、どもりのために普通に就職ができなかったり、会社をクビになったり、うつ病や不登校になるくらいの)ある程度以上の重さの吃音者で、戦前か昭和30~40年代頃から90年代半ばくらいまではあった、かつての民間無資格どもり矯正所に通っていた方ならば(条件が多いですね)思い当たるフシがあると思います。

 日本の場合ですが、問題点としては、
これらの施設(どもり矯正所)に言えることは、訓練の方法や訓練結果(成績)についての第三者による学術的な検証がなされていないことです。(無資格ですから)

 どもりで悩んだあげくに「藁をもつかむおもい」で何十万円もかけて通いだしてみたものの、なかなか良くならないので先生に相談したとしても、「練習が足りないから・・・」と言われるだけで、どもりの悩みから気が弱くなっている吃音者には、先生の言葉に反論することも詳しい質問もすることができない場合が多いのです。
 治らなかった方、良くならなかった方が文句も言わずに(言えずに)いなくなってしまうのがほとんどなので、社会問題になることもなくずーっと続いてきたのです。

 何度も書いていますが、かつての矯正所は現在の矯正所のスタイルとは違って大勢の人がひとつの部屋で訓練をするような形式でしたので、同じ悩みを持った仲間ができて悩みを語り合ったりグループを作って独自の訓練をしたりしてそれなりの結果(ある場合は良くなり、また、ある場合はどもりながらも社会に出て行く勇気を得ることができた)が出たのです。

 高いお金を出して初めて、いままではほとんどめぐり合うことができなかった同じ悩みを持つ人に出会える環境が手に入ったのです。あえて言えば、そこに、かつての民間無資格どもり矯正所の意味があったのでしょう。
 しかし、今では、セルフヘルプグループに参加しても良いし、インターネットを使って自分で仲間を集めても良いですね。

 
 
 
 
 
広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中