言葉の調子の良いとき、悪いとき

 吃音者にとって、調子の良し悪しは本当に予測がつきません。
 まったく同じ環境で、自分がどもりであることが嘘のようにすらすらとしゃべれることがある日もあれば、次の日は、大どもり・・・・

 たまたま調子の良い時期に、大人でしたら大きな会議やプレゼンテーション、子供でしたら授業参観などの大きなイベントがあり、そこで「成功」すると、本人には大きな自信となりしばらくはとっても良い状態(嘘のようにうまくしゃべることができる)が続くかもしれません。

 そんなことも「吃音の大きなゆっくりとした波のひとつ」、と捕らえるくらいの冷静さを持って考えていれば、(もちろん吃音がそのまま消失する方向に進めばラッキーですが)、
たとえ、また、悪くなったとしても本人も(子供の場合は親も)大きく落ち込むことなくいられると思います。

 一般的に小学校高学年以降に吃音を持ち越した場合は、自然治癒の確立は少なくなると言われていますが、思春期以降に持ち越してしまった場合は、上記のような大小の波をいくつも(何十回も)経験し、そして、家庭生活、学校生活のさまざまな出来事や人間関係の中で自分を見つめ、どもりの症状そのものが良くなってくる人もいれば、症状そのものは大きく改善されなくても自分らしく力強く生きていけるようになるのではないかと思います。(実際にそのような例に多く接しています)

 なかには、調子の良い悪いなどと言っていられないほどの状態の吃音を持っておられる方も少なからずいらっしゃるので、このことも心の中に留めておく必要があると思います。

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